日本の皆様、月曜ですね。
師走で忙しい日々を送られていることと思います。
お身体ご自愛くださいませ。
近頃イヴァンカ・トランプとそのブランドが
日本で人気だと知って衝撃を受けました。
ぶっちゃけ、ニューヨークでは私が知る限り全然です・・・。
でも日本人に人気な理由を聞いて、合点がいったと同時に、
日本で女性をやるということの生きづらさみたいなものが
そこに表れている気がして、思わず長文を書きました。
なんだか毎日生きづらいなぁという女性はぜひご一読くださいな。
- イヴァンカ・トランプが流行ってるって嘘でしょ!?
- イヴァンカが人気になる理由に昔の自分を思い出した
- 自分とは違うやり方に合わせすぎて疲れたおばかな私
- 自分の着たい服を着ることが最終的には正解だってやっとわかった
- 処世術じゃない、本当のスキルを磨いて
- 世界の女性は「耐える」のではなく「戦う」
- まとめ
イヴァンカ・トランプが流行ってるって嘘でしょ!?
この文章を書きたいと思ったきっかけはこちらの記事でした。
www.buzzfeed.com
※こちらの記事は秀逸です。誰のことも批判していないけれど、
鋭い視点で現実を観察していて読み応えがあります。
留学してからイヴァンカのブランドがあることを知ったのですが、
ディスカウントストアに積まれている
ちょっと残念なブランド、という印象しかありませんでした。
父親の女性蔑視・人種差別発言が問題になり、不買運動も起こっています。
ニューヨークではそういった扱いだったため、
日本で流行っていると知って、最初は
「え、日本人バカって思われるよ・・・。」と正直ショックでした。
イヴァンカが人気になる理由に昔の自分を思い出した
ですが、この記事で考察されている、
イヴァンカ・トランプの服が日本人女性に流行る理由に納得しました。
ビジネスを牛耳る男性たちと
戦うよりも、合わせて好かれる方がラク。
確かに、男性に好感を持たれるのに
貞淑でありながら素材の良さをひき立てる
イヴァンカの服はぴったりです。
かくいう私も、思えば、7年間のサラリーマン生活を
方向性は少々違いますが、
「男性に抗わず、合わせる。」
という指針のもと乗り切ってきたという点では
イヴァンカの服を好む女性と同じでした。
そして、退職という決断は
この土俵から疲れて逃げ出したようなものだったかもなぁ
と、今になっては思ったりもするんです。
自分とは違うやり方に合わせすぎて疲れたおばかな私
私は入社して3年ほど
自己評価と会社からの評価の乖離に悩んでいました。
自分では頑張っているつもりなのに
会社からの評価はかんばしくなかったのです。
そんな中、ある本に出会い、
評価する側が求めている行動と
私の行動がずれている、と気づきました。
(なんだかうまくいかず悩んでいる女子にオススメ)

女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法
- 作者: エイドリアンメンデル,Adrienne Mendell,坂野尚子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 143回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
どの職場であっても、まだまだ、
決定権を持っているのは男性のケースが多いですが
その男性から評価を得るには
結果を出す云々はもちろん、見せ方にコツがいります。
男性のルールと女性のルールは違うからです。
例えば、女性にありがちな行動として
自分の能力を超えた仕事を上司から依頼された場合、
仕事を受ける前にまず、不安材料を話してしまいます。
達成できず、迷惑をかけるのが一番いけないことであり、
事前に懸念点を説明し解消するのが女性ルールでの誠実な対応だからです。
ですが、男性ルールではその行動は「やる気がない」と取られます。
まずは「やります!」と熱意を示して
上司に隠れてこっそり足りない部分を埋める、
非効率であったとしても達成する。
それが男性ルールで評価されるやり方なのです。
この本のおかげで男女のルールの違いを理解した私は、
それまでの女性ルール寄りの考えや行動から
男性ルール寄りにシフトチェンジし、
結果、会社からの評価は上がりました。
今は無理が必要なとき、
他の女性たちと踏ん張って管理職に女性が増えれば
もっと女性が働きやすい世の中にできるかもしれない、と願いながら
数年間男性ルールを踏襲した働き方をしました。
でも、結局疲れてしまったんですね。
本来の自分からかけ離れた行動で無理が生じて、
もうそこまで待てない、目先の幸せ、
ノーストレスな毎日が欲しい!となっちゃったんです。
退職を決めた理由は他にもたくさんありますが
(留学したいって前向きなものとか)
こういう後ろ向きな理由も、やっぱりありました。
(前職関係の皆さん、お読みになってたらゴメンなさい、自分の責任っす)
自分の着たい服を着ることが最終的には正解だってやっとわかった
今なら、おバカだなぁとわかります。
本当は男の土俵でなんて戦わなくてもよかったのに。
評価なんて気にせず自分で自分の城を築けばよかったのに。
そうすれば評価なんて後からついてきたのに。
会社を辞める前に、男性寄りのやり方を改めて、
無理しないスタイルに変えればいいのでは、とも考えました。
でも、同じ環境で、違うスタイルに切り替える勇気が
私にはありませんでした。
一度手にした評価や周囲の信頼を、壊してしまうのが怖かったのです。
志半ばで挫折したようなものです。
ですので、まだ戦い続けている女性には
もう無理しないで、
自分が持続可能なスタイルを見つけて、
と伝えたい。
男性目線の服を着ないで、
自分が着たい服を着て、
それが長い目で見たら正解だよって。
処世術じゃない、本当のスキルを磨いて
今の私は、自分らしい無理のないスタイルで
経済的に自立するにはどうしたらいいのか
探している最中です。
自分はどんな服を着れば心地よくいられるのか、
改めて考え直している感じですね。
新しい環境でいろんな情報に触れるようになり
初めて知ったのですが
今の世の中には、色々な働き方をしている女性が本当にたくさんいます。
素晴らしい時代です。
そんな女性たちから刺激を受け、
ブログ含め自分なりに色々と挑戦しているのですが
なかなか結果は出ません。
サラリーマン時代に、
好かれる、という何の生産性もない目的に対して
エネルギーを使いすぎていた、
もっと本当の意味でお金を稼ぐ能力を磨くのに使えばよかったと
今、一人になって、何も稼げない自分を前に少し後悔しています。
後悔先に立たず、
これを読んでくださった方には、
例え裸一貫になっても稼げるスキルが身についているか、
今一度自問してみて欲しいな、と思います。
世界の女性は「耐える」のではなく「戦う」
フィリピン/セブ、アメリカ/ニューヨークと2ヵ国に留学し、
アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米のアラサー女子たちと友達になり、
「日本人女性ってめちゃ忍耐強い」
ということを知りました。THE・おしん魂。
それがいいところでもあるのですが、
生きづらいところだとも思います。
他の国の女性は納得いかないことがあると、
文句を言って変えるか、さっさとやめます。
エネルギーを、耐えることではなく戦うことに使っているのです。
同じ頑張るなら、長い目で見ると戦う方が正しいと思います。
そうやって私たちの祖先はいろんなものを勝ち取ってきたんだから。
まとめ
日本の賢くて忍耐強い、愛する女性たちへ。
今のあなたのスタイルはあなた自身が心地いいものですか?
ちょっと違うかも、と思った人は
少しずつでいいから好かれるためでなく
自分のために、エネルギーを割いてください。
きっと自分にあった生き方があるはず。
自分らしく生きられる、選択肢の多いありがたい時代が来てますよ。
そして、この記事を読んでくださった奇特な?日本人男性へ。
日本人男子ってすっごくラッキーですよ!
世界の男性たちは、主張の強い女性たちに囲まれて
もっと肩身狭く生きてます!笑
この幸運にまずは気づいて、と思います。
以上、長文お読みいただきありがとうございました。
全ての女性がハッピーに生きられますように🎵