さて、理想の石を探す旅、
エピソード2です!
エピソード1はこちら
欲しいのはこんな石
ピンクとパープルのグラデです。
(種類もわからないところからのスタート笑)
今回は足を使う作戦、
Diamond Districtの石屋を
かたっぱしから巡りました。
※Diamond Districtとは
47st/5〜6avの通りで宝飾系の問屋街。
東京でいうと御徒町です。
路面店はジュエリーショップ、
ビルの上の階にツール屋さんや
キャスト屋さんが入っています。
とあるビルの地上階の様子。
ジュエリーやさん、ルース屋さん、
原型屋さん、道具屋さんなど
ジュエリーに関連する
小さいお店が無秩序に入ってます。
一般の方も入場、購入可能!
このダイヤモンドディストリクトにて
探しているルースの写真を見せて
似たものを出してもらうのを
ひたすら繰り返してみました。
店員さんと話す中で
いろいろわかってきました。
①2色の石はBi color(バイカラー)
それ以上はmulti color(マルチカラー)という
②探しているピンクとパープルの
バイカラーのルースは恐らく
アメジストかトルマリン。ただしレア。
③石により色は決まってる。
アメジストなら紫と黄色、
紫と透明のバイカラーはよくある。
単色はラベンダー、ピンクもある。
あるのかわからないけど、
アメジストのピンクとパープルの
ちょうど境目の石があれば近いかも。
④トルマリンでよくある色は以下
ピンク〜グリーン
濃いピンク〜グレーパープル
濃いピンク〜薄いピンク
濃いピンク〜黄色
バイカラーのアメジストより高い。全然高い。
こんなどこの馬の骨なペーペーに
教えてくれて優しいなぁ〜
(暇そうな人に声かけるようにしてます笑)
でも残念ながら
写真のルースに近いものは
見つかりませんでした。
今回ダイヤモンドディストリクトを
片っ端から回ってみて
一番勉強になったのはコレ⬇️
話しかけてくるやつに
ロクなやつはいない
不愛想な人こそ信用できる
ルース屋さんって多国籍。
インド系、中東系、ユダヤ系、
たまにアジア、南米系。
中には正直怖い人もいました。
怖オモシロい人たちを2組ご紹介。
①押し売りイスタンブール兄妹
イスタンブールからきたというご兄妹。
他のお店を見ていたら
強く呼び止められたので写真を見せると
兄が「その石あるよ!
上の倉庫から探してくるから
15分待って」とのこと。
兄が探しにいっている間
妹のセールスがすごい
いやいやいや買わんから
あまりに待たされるので
違うお店回って
また戻ってきていい?と聞くと
兄が怒るから絶対だめ、とのこと(怖)
そして終わらない妹のセールストーク
待つこと30分強、やっと戻ってきた兄
ごめんなさい、違うっす…
「綺麗ね〜だけど私が探しているのと違うわ〜」と
控えめにお断りしたところ
兄が「綺麗なら買えよ!!!」と
ブチ切れてきました。
ノーと言って立ち去りましたが
流石に怒鳴られたのには
びっくりしてしまいました。
②ナンパなおじさま
続いてはユダヤ系おじさま。
お店の前を通ったら呼び止められて
「I love you」を連呼。
あんたのLOVEの重さ
羽毛かいな
ティファニーで5年デザイナーしてただの
その石持ってるなどまくしたてられ
オフィスにこいと言われました。
さすがにその日は無理、と
名刺をもらって退散しましたが
もしこの石を持ってたら惜しいな・・・
という思いもあり
男友達についてきてもらって
オフィス訪問してしまいました。
我ながらアホだな〜。笑
約束の時間にピンポンするも応答なし。
電話をしてみると
今オフィスにいないから
別の日に来いと言ってきたのですが、
周囲から聞こえるサイレンが、
電話口からワンテンポ遅れて聞こえてくる。
そこにおるやん
男友達と一緒だったから
入れてくれなかったんじゃないかなと…
おーコワコワ
ルース屋さんてなんだか
キャラが濃い人が多い気がする。笑
信用できるかたを見つけるのが
ジュエラーには重要ですな。
次回エピソード3は
ついに理想のルースを見つけちゃいます!
乞うご期待!