脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

選択肢の多さが私たちを孤独にする:これからの時代に必要な「女子力」とは

みなさんこんにちは、綾野です^^

 

仕事納めも終わり、

一年で一番ゆっくりできる時期ですね。

いったん立ち止まって

自分のこと、これからのことに

想いを馳せる方も多いと思います。

 

さてはてそんな中、

「女子力とは何か」という問いが

朝日新聞から発せられています。

www.asahi.com

 

もともと女子力は

安野モヨ子さんが作られた言葉で

「きれいになりたい」と

努力する女の様子だそう。

でも今は、料理とか気遣いとか、

いわゆる女性っぽいことができる力、

という使われ方をしてますね。

dot.asahi.com

 

この実態が曖昧な”女子力”に関して

ちょっと思うことがあったので

また長文を書きたいと思います。

悩める女子の何かしら役に立つと嬉しいです。

 

 

友情は同じ境遇下での共感から始まっている

 

先日こちらの記事に関して

同世代女子から色々と反響をいただきました。

(感想くれた方、本当にありがとう!)

イヴァンカ・トランプの服に象徴される女性の生きづらさについて書いてみた - 脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

 

みなそれぞれ自分の場所で頑張ってるんだなと

感慨深かったと同時に

それぞれの置かれた立場、

そして生み出された意見がみんな違う、

ということに改めて気がつきました。

 

意見をくれたのは高校、大学、前職と

どこかのタイミングで

環境を共にした友人たちで

私たちの友情は当時

「ある状況で同じようなことを感じたこと=共感」

からスタートしています。

 

感情を共有できた瞬間って気持ちいいですよね。

わーかーるーーー!というあの感じ。

自分は一人じゃないって

私はいつも他人(ヒト)との共感から

自信と元気をもらっていましたし

共感から始まった友情が

人生に彩りを添えてくれていました。

 

共感脳が直面している多選択肢の時代 

そんな共感大好きっ子の意に反してか

女性の選択肢は今どんどん増えています。

働く、働かない、

その先の正社員、非正規、フリーランス、起業、

上を目指す、目指さない、

結婚する、しない、

子供を産む、産まない、何人産む、

都心に住む、地元に住む、地方や海外に住む。

 

どの判断も簡単ではないものばかりです。

自分の本意に反して

選択しなければならないこともあるし

両方したいけれども

どちらかを選ばなければならないことだってあります。

 

だから他の選択肢を選んだ人を

受け入れることはすごく難しい。

今の自分が揺らいでしまうから。

 

共感が大好きな私たちなのに

あみだくじのように選択を繰り返す中で

価値観の違いがくっきりと浮き彫りになって

細分化されていって

 

誰かと共感することが

歳を重ねるごとにどんどん難しくなっていく。

 

選べることは素敵なことです。

自分のパーソナリティに合わせて

多様な生き方を選べるという意味では

男性より女性の方が

ラッキーな時代だと思います。

男性の主夫と女性のビジネスパーソン、

後者の方が許容されている度は高い。

 でも本当に多数の選択肢が用意された時に

それに対応するEQ(心の知能指数)が

追いついていないのが現状ではないでしょうか。 

 

自分は何がしたいのか

よくわからないまま流されるように選んで、

不安でも目の前のことをやるしかなくて

自分と違う選択をした人を認める余裕がなく、

だんだんと共感できる人がいなくなり、

行き着いたのは孤独という袋小路。

そんな風に追い詰められてしまう人も

多いように思います。

 

多選択肢の時代に必要な本当の“女子力“

 

最初の問いに戻りますが、

私は、女子力を

「女性が自分を幸せにするための力」と定義したい。

 

そして、今この多選択肢の時代に必要な女子力とは、

・本当の自分の望みを見つける力

・他人と比べない力

 (≒他人の目を気にしない力)

・他人といたわりあう力

の3つだと思います。

 

自分のしたいことはなんだっていいんです。

大事なのは自分が本当にしたいことが

わかっていること。

全部は叶えられないことも多いから

自分の判断基準でもって自分で決めること。

 

そして決めたあとは、

他人のことを気にしない。

大概よく見えるけれど

どの道を選んでも大変なのは一緒だから。

 

そして最後のいたわりあう力は、

共感脳を癒すためにとても大事。

共感のレベルをもう一段階深くして

選んだ道や考え方は違うけど、

あなたも大変ね、頑張ってるね、

といたわり合えれば

もっと生きやすくなるはず。

 

ちょっと前は選べること、それ自体が幸せでした。

それが当たり前になってきた今、

選んだ後にどう幸せになっていくかを

つくりあげていく時期なのではないかと思います。 

 

 

最後に

 

学校や職場で

同じ苦労を共にして絆をつくった友人たちも

気がつけば

今はそれぞれの道でそれぞれの苦労を抱えながら

自分の選択に責任を持って頑張っています。 

 

この記事は

そんな友人たちの言葉がmixされて

できています。

 

親友から戦友へ。

同じ大転換期の時代をサバイブする、

かっこいい女子たちへの感謝と愛をもって

この記事を終わりたいと思います。

いつもインスパイアと元気をありがとう!