脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

『海賊とよばれた男』を読みました。ワーカーホリック垂涎!

こんにちは、綾野です。

 

今のお部屋に過去の住人が残した

日本語の本が何冊かあるのですが、

その中に『海賊とよばれた男』がありました。

 

V6岡田くん主演で映画化してる、

くらいのイメージしかなかったのですが、 

これもご縁かと思いよんでみたところ、

めちゃめちゃ良かったです。

 

SubwayやCafeで周囲を気にしながらも涙ポロポロ。

 

日本が先人たちの努力で

敗戦から立ち直り

経済的に豊かな国になったんだと

改めて感謝の気持ちが沸き起こると共に

この矜持はいまどこに?という

悲しさも感じます。

 

リスクをとって、

信念を貫いた人がいたから、

いま私たちは豊かな生活ができる。

 

でも今の私たちは、

先人が作ってくれた貯金を

食いつぶしているだけな気がする。

 

自分は世の中に対して

本当の価値を生み出しているか?

自問し続けたい。

 

価値を創造する人は、

リスクをとれる人であり、

哲学を貫ける人。 

 

会社を辞め

海外に飛び出した自分に

改めて勇気をくれた一冊でした。

 

すぐエンタメに影響を受けてしまうわたし、

ナショナリズムと起業家精神が憑依中(笑)

 

ただ思うところもあります。

 

フェミニストとしては、

さすがに歴史だからしょうがないとしても

登場するビジネスパーソンが

男性ばかりなのはくやしい。

唯一働く女性として登場する受付嬢は

右翼が会社に乗り込んできた時

恐怖に怯え泣きながらも

面会を断ったというシーンがあり、

この女性を讃える描写ではあるものの

泣く必要なくない?と思っちゃいます笑

 

あと日本人万歳!感も、

人種がどんどんmixされて

多様な人を受け入れるNYにいると

若干違和感を感じなくもないです。

一歩間違えればレイシストになってしまう。

民族の文化を大切にすることと、

多様性を受け入れること、

よい共存の方法を考えていきたい。

 

結論。とにかく、

ワーカーホリックにはたまらない本でした。

 

たまたま部屋にあった本一冊でも

こういう偶然の出逢いに

のっかりグセをつけると、

どんどん人生が拓けていく気がします。

 

 ということで気になる方は

こちらでどうぞ🎵

 

 

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 
海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)