ある日Google Mapの地図上に
突如ピンクのマークが現れたんです。
「FEARLESS GIRL statue」
(恐れを知らぬ少女)
なんやなんや??
クリックしてみると、
国際女性デーに合わせて
1ヶ月限定で設置される現代アートとのこと。
フェミニストはいっている綾野としては
絶対見に行かねば!!いうことで
本日行って来ました。
すごい人です。こんなに人気とは!
まず目についたのがいかつい牛。
え??これがGIRL??
だいぶ気合入ってるな
一体どういうコンセプトでこれを・・・
「女は怒るとマジ怖い」ですか?
と最初困惑したのですが、
あれ
振り向くとそこに
少女いるわ
どうやらこちらがFEARLESS GIRLのよう。
威風堂々という言葉がぴったりの
姿勢と表情です。
サモトラケのニケを彷彿とさせます。
牛と真っ向から向き合う構図。
(人が多すぎてわかりづらいですが)
事前情報ゼロで行ったので
その場で検索。やっと理解しました。
最初の牛はチャージング・ブルと言って
ウォール街名物の像だそう。
ウォール街といえば
ビジネスの街であり男が牛耳る世界。
男の世界の象徴に対して
真っ向から挑む少女の像、
というコンセプトだったのです。
それを知ってから
改めて少女を見たら
なんだか泣けてきちゃった。
この少女が昔の頑張っていた自分に見えて。
7年のサラリーマン生活、
本当に恵まれていたと自覚していますが
それでも女で働いていたら
色々あるじゃないですか。
日本で女性がリーマンやろうと思ったら
こんな風に真っ向から戦ったら、
その時点でもう負けだよなぁって。
男性からはめんどくさがって濁されるだけ。
女性からはああはなりたくないと
痛い目で見られるだけ。
誰も話の中身なんて聞いちゃくれない。
だから笑顔でうまーくうまーく
自分の可愛げと
相手の威光を損なわない伝え方を身につけて
時には波風立てないことを優先して
自分の想いはぐっと飲み込んだりとか
数々の失敗からいろんな処世術を身につけて
この子のようなピュアな気持ちから
全然違うところにきちゃったなって。
この子がまっすぐな気持ちのまま
シンプルに自分の力を発揮できる
世の中になればいいなぁ
なんてことを考えてしまいました。
この像に関してより詳しく知りたい方は
こちらのブログが素晴らしいのでオススメです!
このブログをこえられないと思い、丸投げです笑