こんにちは、綾野です。
先日センチメンタルジュエラーになりたい!と
大宣言したところですが
今日はセンチメンタルジュエリーってなんぞや?ということを
より詳しくご紹介したいと思います☺️
センチメンタルジュエリーとは(復習)
前回の復習でもありますが
センチメンタルジュエリーとは
想いや誓いを込めたジュエリーのこと。
1800年代のヨーロッパで流行しました。
アンティークジュエリーとは
基本的に100年以上前につくられたものを指すのですが
中には最盛期の素敵なセンチメンタルジュエリーが
たくさん見受けられます。
センチメンタルジュエリーには大きく3タイプあります。
- 愛を伝えるジュエリー
- 信仰を誓うジュエリー
- 死を悼むモーニングジュエリー
それぞれ詳しく見ていきますね。
タイプ①愛を伝えるジュエリー
現代でもよく見られるのが
このタイプのセンチメンタルジュエリーですね。
ダイヤモンドを使った婚約指輪が一番に思い浮かびますが
アンティークジュエリーには
愛の言葉を彫ったもの、
愛する人のイニシャルを入れたもの、
愛に関連するモチーフ(ハートやキューピッドなど)を
用いたものなど様々なタイプがあります。
使われる宝石も様々です。
先日ご紹介したメッセージジュエリーもこのタイプ。
REGARD(敬愛)の他にも
Didmond/Emerld/Amethyst
/Ruby/Emerld/Sapphire/Tourmaline
=Dearest(最愛)や
Amethyst/Didmond/Opal/Ruby/Emerld
=ADORE(大切な人)も人気です。
この頭文字をとって意味をなすジュエリーは
アクロスティックジュエリーとも呼ばれています。
自分だけの言葉をつくっても素敵ですねぇー
このサイトの紹介がわかりやすい!
素敵なブランドさん🎵
アクロスティックリング | オーダーメイドはイズマリッジ結婚指輪工房
実は婚約指輪にダイヤモンドを贈るのは
1960年代のデビアス社の
プロモーションに端を発していて
歴史はそう長くないのです。
ジュエリー好きで知られた
イギリス最盛期のヴィクトリア女王の婚約指輪は
エメラルド付きのスネークタイプのリング!
現代の感覚だと割といかつめですが笑
とってもゴージャスです!
ダイアモンドに限らず
それぞれカップルらしい石を選択するのも、
素敵ですよね。
このタイプのアンティークジュエリーには
恋人同士だけでなく
友人や家族に贈られたものも沢山あります。
ジュエリーを贈りたくなるような
友人関係って素敵ですねぇ
タイプ②信仰を誓うジュエリー
宗教への信仰心を示し
日々の中で教えを思い起こさせるジュエリーは
キリスト教のクロス(十字架)や、
ロザリオ(クロスと玉をつかったネックレス)が代表的。
お祈りにも使われますね。
ハワイアンジュエリーも
実はモチーフそれぞれに意味があり
信仰的な要素が強いそう。
南国といえば!の白いお花、
プルメリアは女性の守り神とも言われてるんですってー!
知らなかった、素敵。。。✨
仏教でいうと数珠は
ジュエリーに入るのかなぁ?笑
ジュエリーに分類すると
ちょっと各所に怒られそうですね笑
災いから身を守り、幸運を引き寄せる
お守りとしてのジュエリーも
センチメンタルジュエリーの一種です。
タイプ③死を悼むモーニングジュエリー
『モーニング?朝??』となりがちですが
朝とは綴りが違います笑
mourning jewelry
『死者を悼む』という意味の動詞
mournの形容詞形でモーニング。
死を悼むために身につけるジュエリーです。
デザインとしては
ジェット等の黒い石や黒いエナメル、
骨壺や墓、ドクロなどのモチーフが使われたり
死者の名前や享年、命日などが刻まれたりすることもあります。
先述のヴィクトリア女王は
おしどり夫婦で有名でしたが
夫であるアルバート公が42歳の若さで
女王を残し亡くなってしまいます。
悲しみに沈んだ女王は、
ジェットという黒い石を使ったジュエリーを身につけ
残りの生涯ずっと喪に服していたとか。
彼女はファッションアイコンでもあったので
女王の影響でイギリスに
モーニングジュエリーブームが起こります。
日本人の感覚からするとびっくりですが
亡くなった方の髪の毛を編みこんだチェーンや
埋め込んだリングもあります。
亡くなった方とずっと一緒にいられる
感覚を求めてるんですね。
こちらのペンダントトップは
アルバート公の髪の毛が水晶のなかに入れられたもの。
こうしてみるとモーニングジュエリーも
- 哀悼の意を表明するためのもの
- 故人と一緒に居続けるためのもの
の2種あることがわかります。
今回はセンチメンタルジュエリーの
いろんなタイプをご紹介しました。