こんにちは、綾野です。
このブログを続けて読んで下さっている方は、
覚えていますでしょうか?
NY時代私がエナメルに
色んな意味で(笑)ハマっていたことを!
そのリベンジもかねて(?)
この3日間、愛媛にて
がっつり習ってまいりました!!
愛媛に七宝ならいにきてまーす🎵 pic.twitter.com/1v0ORa5apN
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2017年10月15日
われわれ世代ではエナメルって
ツルツルした加工(靴なんかで多い)のイメージが強くて
あんまり高級な印象がないのですか、
本来のエナメルは日本では七宝とよばれ
金工の表面技法の一種であり
立派な伝統工芸なのです。
七宝の語源は、日本でお宝とされた
「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、
硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)」を
表現できる技だから、とのこと。(諸説あり)
名前に負けず本当にすごい七宝は
宝石をはめたかのように美しいのです。
今回教えて下さったのは
藝大の工芸出身で、
世界的に有名な七宝作家の飯尾京子先生。
先生のすごい作品たちをご紹介!
これ、水彩画じゃないですよ笑
私が一色ベタッとするのにも
手こずっていたエナメルで全部描いてるんです!
すごすぎるやろー
先生の足元のさらに地面の奥深くにも及びませんが
色々教えていただいて、
NY時代の失敗の理由もわかって
かなり有意義な3日間でした、、、!
ということで有線七宝のつくりかたをご紹介!
事前準備として土台をつくって持参します。
私はワックスから
キャストしましたが
このやり方だと、金属な気泡がはいって
七宝を焼くときに影響が出ちゃうから
あまりよろしくないそう。
地金から作るのがベストとのこと。
先生のこちらの作品たちは
土台は鍛金で作られてます。
一枚の銅板をひたすらたたいて
この形にするって、、、半端ない!💦
さすがすぎます。
ここから先生の工房にて。
自宅隣接の工房。いいなぁ〜
まず裏側に色を載せます。
これをしておくと、表が割れづらくなります。
次に銀線で枠をつくり、焼き付けます。
何ができるかなー🎵
次に色を入れます
釉薬たくさん!嬉しい🎵
一回目を焼く前
焼いた後!
これをもう一回!
焼き上がりがこちら。
これで完成ではありません。
表面を磨いてつるつるにします。
砥石や炭などあらゆるもので何度も磨いてピカピカに、、、
仕上がったのがこちら!
スノードームの完成です❤️
それにしても学べば学ぶほど、
こうしたい、ああしたいがでてくる七宝。。。
小悪魔やなぁ笑
合間で花びらも作りました⭐︎
かわいくできたっ
これはまだパーツ状態なので
何を作ろうかワクワク中〜!
教えていただいてる合間に
世界のエナメル事情など
いろいろお話しいただき、
イギリスに行くのがまた楽しみになりました。
今回はいま通っている銀座の工房で知り合った
ジュエリーデザイナーの女性に
連れて行っていただいたのです!
『〇〇を通じて、世界とつながる。』
って結構使い回された言葉で
きいてもピンときていませんでしたが今は
『ジュエリーを通じて世界とつながる。』
という実感がすごくあります。
ジュエリーという共通言語のおかげで、
普通に生きていたらつながらなかったであろう人々と、
出逢い、関係性を築いていく。
その過程で新たな自分にも出逢う。
一つの道を極めようとすることは
自分や世界とつながることなんだ、と
気づいた旅でした。