こんにちは、綾野です。
先日行ったV&A博物館のジュエリー講座、
続きを書きそびれていたので久しぶりに!
"FORENSIC JEWELLERY”
=法医学、鑑識におけるジュエリー
という研究分野があるんですよ〜!
講師はこの方
Maria Maclennan氏
ご自身ジュエリーデザイナーをしながら
世界初のジュエリー専門の法医学者として
警察に協力するなどの活動をされています。
Forensic jeweller unravels secrets of the dead - BBC News
なかなかパンチあるビジュアル・・・笑
そういう視点で
ジュエリーを考えたことがなかったので
とても新鮮でした!
キラキラジュエリーの別の一面を
垣間見ることができる
講義内容をご紹介します。
鑑識においてジュエリーが果たす役割とは?
水にも炎にも強いジュエリーは
事故現場や殺人現場の遺留品として発見され
捜査に用いられることが多々あるそうです。
結婚指輪が被害者を特定するヒントになったり、
腕時計の止まっている時間から
事故発生時刻を特定できたりと
装身具は事件事故を解明する
重要なヒントになるとのこと。
例えば婚約指輪として購入したダイヤモンドには
石自身にシリアルナンバーが刻まれている場合があります。
そのナンバーをもとに購入店を辿れば
被害者の住所を特定することも可能なのです。
飛行機事故や地震、
大火事など被害者数が多い大規模な事故で
特に役立つこの考え方ですが
ジュエリーの専門家と
法医学者の連携がなされておらず
わかるはずのことがわからないままに
なってしまっていることもあるのだとか。
それを繋ぐのが彼女のライフワークとのことです。
今まで家政婦や小学生など
数々の名探偵が生まれてきましたが
次回はジュエラー探偵は
いかがでしょうか??
テレビ関係の皆様💖w
殺人鬼とジュエリーの関係
余談ですが連続殺人鬼、
シリアルキラーの中には
被害者のジュエリーを
コレクションする人もいるそうです。
彼らにとってはそれがトロフィー的な意味を持ち
命を奪ったという実感を得るために
使われるとか。
恐ろしい話ですね・・・
体は朽ち果ててもジュエリーは遺りあなたの存在を証明する
自分がいつどのように死ぬのか
誰も予想はできません。
意図せぬ事故・事件に見舞われた時、
普段愛用しているジュエリーが
あなたがそこにいたことの証明となり
遺された人の生きる支えとなるかもしれません。
そのような視点でジュエリーを選んでみるのも
1つかもしれませんね。
以上でV&A博物館で行われた
ジュエリー講座レポを終わります^^
※もう一つ講座があったのですが
(スペインの難破船から見つかった
17世紀の中国ジュエリーはすごかった!という話)
英語リスニング体力が尽き果てたので
全く内容をキャッチアップできず…すみません…笑
他の講義内容が気になる方は
こちらへどうぞ!