こんにちは、綾野です。
またまた行ってきました、
駆け込み弾丸グランドツアー!
(何カ国目や?)
今回は
フランス・パリ
↓
ベルギー・ブリュッセル
↓
ベルギー・アントワープ
↓
再度パリ
(DIORの展示みるため
急遽アムステルダムから変更)
といった流れで回ってきましたよー
ブログは早く皆様にお伝えしたい
アントワープの話から
始めたいと思いますー!
初ベルギーだよ、わーい!
アントワープはベルギー第二の都市で
中世では西ヨーロッパの
交易の中心として栄えた港町。
街の中心部には
フランダースの犬で有名な
聖母大聖堂があり
街のいたるところから
眺めることができます。きれい。
アントワープは
モードの街と言われていたり
ルーベンスのふるさとだったり
魅力がたっくさんあるのですが
ジュエラーにとってはずせないのが
ダイヤモンドの街💎なのです!
世界のダイヤモンド流通の中心地。
業者が集まるダイヤモンドストリートは
アントワープ中央駅からすぐ!
まるで八重洲のような
いかにもビジネス街!
せっかくなのでダイヤモンドストリートを歩いて見たけど、当然ながらパンピーには何もない!笑
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月6日
ステキな名言はありました。笑 pic.twitter.com/bDWDFJz7oa
ラグジュアリーとはかけ離れた雰囲気でした。笑
(お仕事以外では行かなくてよいと思います!)
ダイヤモンドストリートの代わりに
アントワープのダイヤモンドに触れるのに
うってつけの場所をご紹介します!
- 今年5月にオープン!新ダイヤモンド博物館DIVA
- room1:ヴンダーカンマー
- room2:ダイヤモンドのカッティング技術
- room3:ダイヤモンドの世界流通
- room4:シルバーウエア
- room5:アントワープのジュエリー産業
- room6:ディーバとダイヤモンド
今年5月にオープン!新ダイヤモンド博物館DIVA
聖母大聖堂から歩いてすぐのこちらは
できたてホヤホヤのラグジュアリーな博物館。
6つのお部屋に分かれており
ダイヤモンドだけでなく
たくさんのジュエリーや
ベルギーの銀細工まで楽しめちゃう、
金工好きにはたまらない場所となっています✨
ホームページも見やすいし
コレクションの説明も
しっかりされていて素敵!
さっそくお部屋の順に
ご紹介しますね☺️
room1:ヴンダーカンマー
古今東西のジュエリーや
シルバーウェアが展示されているお部屋。
最初に出迎えてくれるのは
1650年前後のダイヤモンドブローチ。
アムステルダムのローズカットダイヤ!
この展示ボックス鏡ばりになっていて
裏側も見えるんですよ。わかってるー!
裏のエナメルすてき。。。!
なにやら道ならぬ恋の贈り物だそうで。
オーディオガイドでそんな裏話も教えてくれます。
そしてこちらのピーコック様!
1867年パリジャンジュエラーの
Gustave Baugrandがパリ万博で展示。
なんと羽が動くそうですよー
動くところ見たすぎる!
アントワープはマリア信仰が強いそうで
彼女に捧げるFlemish Heartも
(フランドル人のハート)
たくさん作られたそう。
こちらはベルギーの
アール・ヌーヴォージュエリー巨匠のひとり
Leopold van Strydonck作。
Art Nouveau pendant | Search | DIVA
プリカジュールエナメルって
夢がありますよねぇ
他にも色々な年代のジュエリーが!
DIVAレポ
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月9日
room1① pic.twitter.com/0vVyumZHbQ
DIVAレポ
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月9日
room1② pic.twitter.com/wnacWJOP6n
room2:ダイヤモンドのカッティング技術
つづいてはダイヤモンドの
カッティング技術を紹介するコーナー。
パネルをタッチして興味のあることを
自由に学ぶことができます。
ラフダイヤモンドのマッピング。
いまはもうパソコン上でやるそうですー
ダイヤモンドのカットの進化一覧
かわいくてわかりやすい!
個人的にはこのストーンカッターさんの
インタビュー動画がよかった。
ちょっと泣いてしまいました。
Pieter Bombekeはダイヤの研磨を
15歳からはじめて今年で50年。
20年たった時にダイヤ研磨の
クリエイティビティに目覚めたんですって。
ドリームキャッチャーという
キラキラ!な代表作があります。
すっごい素敵だった!
めちゃストレスフルで作業中はずっと集中、
大きい石を失敗したら数日ひきずる、
挑戦できなくなるそう。
そんなカットを経てやってきた石、
大事にしなきゃいけないなぁ。
Gabi Tolkowskyは
ブリリアントカット発明者の甥で
歴史的ダイヤモンドをカットした超有名人!
※トルコウスキー家についてはこちら
ゴールデンジュビリーをカットした時、
1面に4日もかかったそうなのですが
正しい形になった時に
音楽が鳴った
とおっしゃってました。
研磨する音で正しいか正しくないか
わかるのですね。すごい。
大きなダイヤを目の前にすると
各カット面に自分の顔がうつって
ピカソの絵みたいなんだそう。
ダイヤモンドカッターさんならではの
発見ですね。
room3:ダイヤモンドの世界流通
こちらのお部屋では
ダイヤモンドの産出と加工、
両面での世界流通を学べます。
ダイヤモンドがどこでとれて
どこで加工されているのか
とてもわかりやすい!
こちらのお部屋にもマスターピース的
ダイヤモンドジュエリーが展示されていました。
こちらはベルギーが生んだ
アール・ヌーヴォージュエリーの巨匠
ウォルファース・ファーレーズと
エミール・アンソニーの共作。
3つのパーツからなるトレンブラン!
こちらはフランドル伯のお抱えジュエラー
arthur dufour作のデミパリュール。
1870年代の作品。
Demi-parure consisting of a brooch and earrings | Search | DIVA
※写真ぼけてて公式からお借りしました
room4:シルバーウエア
ベルギーのシルバー製品にフォーカス。
パネルでは時代ごとに
どんな服装をして
どんなパーティをしていたか
勉強できるようになっています。
時間なかったのでさーと
通り過ぎてしまいましたが笑
好きな人にはたまらないはず!
room5:アントワープのジュエリー産業
金庫と名付けられたこの部屋では
アントワープのダイヤモンド産業について詳しく学べます。
取っ手付きの引き出しの中には
何やら重要書類が。。。笑
鑑定書の見本から
マネーロンダリングの防ぎ方まで。
アントワープクオリティのもとを
知ることができます。
room6:ディーバとダイヤモンド
こちらのお部屋では時代を彩ったセレブたちと
彼女たちが愛したダイヤモンドを紹介。
- 19世紀:ロイヤルファミリー
- ターンオブザセンチュリー/ベルエポック:舞台女優と高級娼婦
- 20世紀ムービー&ポップスター
に分かれて展示されています。
ロイヤルファミリー
まずは存在感がすごいこの方。
我らがイギリスはヴィクトリア女王が
愛したスネークモチーフのネックレス。
つづいてはこちら。
左の三日月型ブローチは
19世紀後半にフランスのウージェニー妃が
当時流行していたハンティングの際に
狩りの女神アルテミスの加護を、
と身につけ流行したもの。
右の星型ブローチは1860年代に流行、
シシィの愛称で知られる
オーストリア皇妃エリーザベトが
27個ものダイヤとパールの星形ブローチを肖像画のためにオーダーしたと知られています。
イングランド妃のアレクサンドラは
月と星をすてきにコーディネートしてたんですって!
羨ましい話ですねぇー
ベルエポック
イギリスではエドワーディアンと呼ばれますが
フランスやベルギーではベルエポックと言われ
プラチナを用いた繊細なジュエリーが特徴。
ラクロシェ・フレーズのガーランドスタイル。
こんなの贈られたら女冥利につきる!
こちらはワーグナーのオペラの
舞台コスチュームとして作られた
1899年ショーメのティアラ。
サモトラケのニケのよう!
こちらはエドワーディアンのチョーカー。
ダイヤとパール最高すぎる。。。
DIVAレポ
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2018年7月9日
ブログに載せきれなかったベルエポックジュエリーたち pic.twitter.com/bIV4yv26nR
ムービー&ポップスター
あまりものがなかったです。笑
このド派手な靴!
後で検索しようとしたら
オンラインコレクションででてこない。笑
詳細わかったら更新します!
セレブたちのダイヤモンドにまつわる
名言が流れるムービーも。
モンロー様の素敵なひとこと💕
これからコレクション増やしていくのかな?
ちなみにこのお部屋では
どのタイプのディーバが
簡単な質問に答えると判定してくれます笑
いやー、あんなダイヤを
身につけるDIVAになりたいものです!
お土産も充実💕
アントワープ記念にぜひ!
ということでアントワープの
ダイヤモンド博物館のレポでした☺️
次回はアントワープの街をご紹介しますー!