#綾野ジュエリー図鑑2018
まとめ第四弾!
本日はヴィクトリアン✨
めっちゃ長いっす!笑
100個以上ありますw
365個のうち100個って。笑
バランスわる!
どのジュエリーをツイートするか
選ぶときは全く意識していなかったので
ジュエリー史において重要なタームかつ
単純にV&A博物館に貯蔵が多いということでしょう。
社会的事象とジュエリーが
密接に関連していて
まとめていてとても楽しかったです^^
点が面になる感覚、でした。
本章はアイテムごとではなく、
傾向ごとに分類してみましたよ!
お楽しみあれ!
- この時期、金細工技術が最高潮に!
- ヴィクトリア女王ゆかりのジュエリー
- ナポレオンゆかりのジュエリー
- 自然主義
- センチメンタルジュエリー
- ターコイズぎっしりが人気
- モーニングジュエリー
- パリ万博に植民地支配、ジュエリーにも非ヨーロッパ圏の影響が!
- シードパール・鼈甲・珊瑚アイアンなど素材も豊富に!
- 考古学スタイルのジュエリー
- 名工たちと老舗メゾンの誕生
- イタリアンマイクロモザイク
- ベルリンのアイアンジュエリー
- 大量生産の技術も発展
- 他にも様々なジュエリーが作られた最盛期!
この時期、金細工技術が最高潮に!
286 Necklace(1820年代仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 14, 2018
新古典主義後期のフィリグリーやその進化系であるカンティーユなど少ない地金でゴージャスにみせるテクニックが最高潮に達した時期のネックレス。潤沢でカラフルなストーンをセットするのが好まれました。アメジストとナチュラルパール。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/JxatTa40WM
347 Earrings(1820年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 13, 2018
フィリグリー(金線細工)、その進化系のカンティーユ(金線が螺旋状に巻かれたもの)と少量の金でゴージャスに魅せる技が存分に使われたイヤリング。石はアメジスト。
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184 Bracelet(1825年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 3, 2018
細い金属線を螺旋状に巻くカンティーユとグラニュエーション(粒金)、少ない金でもボリュームがあるように見せるテクニックが最盛期に作られたブレスレット
アメジストにパール、エナメルで鮮やかに装飾。
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224 braclet(1825年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 13, 2018
1820〜30年代、色とりどりのストーンを散りばめた華やかなジュエリーが作られました。かわいい。こちらのメインの石はフォイルされたアメジスト。地金も隅々まで装飾が。昨日同様見た目の割に金の使用量が少ないのが特徴です。
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223 Necklace(1825-30年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 12, 2018
カルセドニーの中でももっとも希少性が高く価値あるクリソプレーズ(緑色カルセドニー)にゴールドとルビーをセット。
まだ金の産出量が少なく、カンティーユや粒金の技術が重宝されていた頃のもの。銅が多めに入った赤目の金が人気でした。
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147 bow brooch(1835-40年葡)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) May 27, 2018
スパイラル状のカンティーユと粒金が密集した奥行きのある地金は1830年頃に流行したテクニックで少ない金でもボリュームを感じさせます。大小のターコイズとパールを効果的に配置することで可愛らしいながらも迫力あるブローチ。
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ヴィクトリア女王ゆかりのジュエリー
当時はロイヤルファミリーが
ファッションリーダー。
特に1837年から1901年まで
大英帝国の最盛期を築いたヴィクトリア女王は
ジュエリー好きでトレンドメーカー。
ちょっと混乱するけど
ジョージ1世(1714〜)→ジョージ2世(1727〜)
ジョージ3世(1760〜)→ジョージ4世(1820〜)
→ウィリアム4世(1830〜)→ヴィクトリア女王(1837〜)
の順番。どんだけジョージよ。
280 Ring(1820年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 8, 2018
イギリス王ジョージ3世の死の際に家族や友人たちに配られたと考えられるリング。側面のロイヤルブルーのエナメルにはガーター勲章の題銘。内側にはジョージ三世に関連の深い日付が彫られています。
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096 Garter Star(1820-30年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 6, 2018
イングランドの最高勲章であるガーター勲章の星章。エドワード3世が創設し君主であるヴィクトリア女王にも与えられました。
シルバーとゴールドにエナメルが施されています。
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001 君主の指輪(1831年)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 1, 2018
大きなサファイアの上にルビーで十字架がかたどられているこちらはウィリアム4世即位のためにつくられたもの。同じデザインで小型にしたものがヴィクトリア女王即位のためにつくられたがサイズが合わず外すのが大変だったとか。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/qHgjdWZz6h
※ウィリアム4世はヴィクトリア女王の先代
002 王妃の指輪(1831年)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 2, 2018
001と同時に王妃アデレードのためにつくられたCoronation ring(即位の指輪)。中石はルビー、シャンクにも14個のルビー。王の戴冠式の際に配偶者も即位の指輪を身につけます。正式な後継をつくるための54歳と26歳の年の差夫婦でした。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/23lIKQVO0e
159 bracelet(1835-50年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 8, 2018
'GRATITUDE'(=感謝)と刻印されたハートのブレスレットはイギリス国王ウィリアム4世が妻のアデレート妃に、自身の病が回復した際に贈ったもの。元海軍で庶民派の王として人気が高かったウィリアム4世、彼の人柄が垣間見えるようです。
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097 Collar of the Order of the Thistle(1837年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 7, 2018
ヴィクトリア女王のためにつくられたシッスル褒章の頚飾。
頸飾、星章、大綬章、十字章にメダル章と勲章によって様々なタイプがあります。
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337 Bracelet(1839年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 3, 2018
ヴィクトリア女王は熱心なアーチェリープレイヤーでクラブのパトロンでもありました。こちらのブレスレットは女王からアーチェリーの団体に贈られたもの。センターに矢がいきいきとデザインされています。
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095 Blacelet(1839年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 5, 2018
プリンス・アルバートがヴィクトリアに婚約時に贈ったもの。ハートやラバーズノットで構成された幾何学的模様の彫りが美しい。希望のエメラルドに永遠のダイヤモンドをチョイス。盾型のチャームはロケットになっています。女王もお喜びだったとか。
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098 Gold pencil case(1839-40年伊&英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 8, 2018
ヴィクトリアとアルバートの肖像が刻まれたメダリオンがはめられている鉛筆ホルダー。ターコイズ付き。元々イタリア担当外交官夫人がイタリアから買い付けたものをリメイクしてプレゼント。周囲にも憧れの2人だったのでしょうか。。。
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051 Queen Victoria(1851年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 20, 2018
ロンドン万国博覧会で展示された即位の日のヴィクトリア女王のカメオブローチ。当時のファッションリーダーだった彼女は白のウェディングドレスや黒のモーニングジュエリーなど様々な流行を作りだしました。2枚目は元となった肖像画。
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241 manchette(1860年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 28, 2018
マンシェット(カフブレスレット)は1850年代にフランスで流行してその後イギリスに伝わりました。1961年のヴィクトリア女王の手紙にアルバートがドイツで入手したマンシェットを結婚記念日にもらったと記述があります。布のようなテクスチャー。
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※240の間違い
050 Jet Necklace(1870年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 19, 2018
1861年に最愛の夫アルバート公がなくなってからヴィクトリア女王は喪に服し、好んでジェットのジュエリーをつけたことで上流階級に大流行しました。バラと葉に囲まれた横顔は夜の女神ニュクスと推察。死や眠りを司る神々を生んだ女神です。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/9xjLF0S7J1
ナポレオンゆかりのジュエリー
ナポレオンの皇帝即位は1804年
014 パリュール(1806年フランス)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 14, 2018
ナポレオン夫妻が娘ステファニーの結婚時に贈ったもので御用達ジュエラーNitot & Fils作と言われています。エメラルドとダイヤモンド。パリュールとはセットジュエリーのこと。
大きな石とシンプルなデザインが皇帝ナポレオンの好みでした。 #綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/qHzb8JnOaf
102 Tiara(1808年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 12, 2018
古代ローマ・ギリシャ風ティアラ。カーネリアンのインタグリオとエナメルの装飾。官能的なロココに反して生まれた荘重な新古典主義の影響。ナポリ王妃となったナポレオンの3番目の妹カロリーヌ・ボナパルトからジョセフィーヌへの贈り物。
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227 Tiara(1808年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 16, 2018
フィレンツェモザイクのティアラ。ナポリ王国の女王カロリーヌ・ボナパルト(ナポレオン1世の妹)の所有物と考えられています。シェルモチーフがナポリらしいですね。
フィレンツェモザイクは16世紀にメディチ家が工房を設立したとこで発展しました。
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218 Earrings(1819-1838年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 7, 2018
フランス革命後にジュエリー着用を禁止する法律が存在した影響で、薄く華奢な金のジュエリーが流行しました。伝統的な農夫のジュエリーからインスパイアされ金線細工、シートパールやカーネリアンがよく使われました。
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238 Ring(1840年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 26, 2018
ローズカットとブリリアントカットのダイヤのリング。ロイヤルブルーのエナメルにクラウンモチーフ、"L" "P"のイニシャルはフランス国王だったルイ=フィリップ1世から臣下への贈答品だったことを示します。フランス王制最期のキング。
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※237の間違い
自然主義
226 Brooch(1830年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 15, 2018
昨日のブレスレットより前の時期の自然主義ブローチ。ロココとロマン主義に影響をうけた可愛らしいお花のバスケット。自然主義の興隆には湖水地方を愛したイギリスのロマン派詩人ワーズワースの影響もあります。エメラルドにトパーズ、ターコイズ。
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303 Hair Pin(1830-40年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 30, 2018
19世紀の自然主義ジュエリー。植物や昆虫などのモチーフをリアルに再現したジュエリーがこの時期最盛期。ブリリアントカットダイヤ(一部はローズカット)がシルバーの石枠にセットされており、裏の洋服にあたる部分にはゴールドが使われています。
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※302の間違い
317 Tiara(1850年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 13, 2018
自然主義の影響で当時流行した花冠のティアラ。ハニーサックルのパルメット(写真3枚目参考)がトレンブラン(揺れる機構)になっています。
ヴィクトリア女王の即位の際、多くの女性貴族がこのようなティアラを身につけて参列しました。華やか。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ZjZtFzoVrS
351 Earrings(1840年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 17, 2018
自然主義の流れで作られたぶどうのイヤリング。うるうるの石はアメジスト。エナメルの鮮やかなグリーンが紫に映えます。ツタを金線で表現しうまくフックのパーツにつなげているところも憎い。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/iWkHfVkrRH
225 bracelet(1850年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 14, 2018
Jean-Valentin Morelのぶどうの木をモチーフにしたブレスレット。1850年は19世紀初頭から発展した自然主義ジュエリーがピークに達した時期。エングレービングや多色のエナメルを用いてより精密に植物や花が表現されました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/RDRiPOnKae
326 Head Ornament(1840-50年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 22, 2018
自然主義の中でも花のモチーフは愛や友情の表現として使われました。箔付きロッククリスタル、ガーネット、パールが花の形にセットされ、身につけた人の動きに合わせて揺れます。ゴールドの上に焼き付けられたグリーンのエナメルが色鮮やか。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/yvprs23Gsw
055 Spray brooch(1880年欧)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 24, 2018
トレンブラン(揺れる仕掛け)の花束のブローチ。ブリリアントカットとローズカットのダイヤモンドが揺れることにより輝きを増します。19世紀前半から人気だった自然モチーフが1世紀かけて進化したもの。愛や友情を示すギフトとして人気でした。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/KLPEWZ22Ka
センチメンタルジュエリー
037 Locket(1800年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 6, 2018
"目だけ"という奇妙なデザイン、実は道ならぬ恋の贈り物としてよく使われました。不倫といった公にできない関係において、本人たちにしかわからない肖像を身につけ、会えない時間をやりすごしたのです。
シードパールに象牙、裏には編まれた髪の毛。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/9lVmbP20Xo
027 A trophy of love(1800年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 27, 2018
キューピットの弓と矢、2羽の鳩、ギリシャ神話の婚姻の神ヒュメーンのたいまつ、燃えるハート、これら全ては愛を表すモチーフ。金とエナメルにカーネリアン、パール、エメラルドを贅沢に。作者不明、婚姻の贈答品と推測。V&A博物館蔵。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ho6mmOKuHA
199 brooch&Pendant&Earrings(1810-20年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 18, 2018
イタリア製のセンチメンタルジュエリー。キューピッドと鳩、それに供物台と、てんこもり愛のモチーフをシェルカメオで表現。美しい色合いです。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/OlAYMLLdHJ
305 Brooch(1820-40年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 1, 2018
愛のモチーフであるバラとターコイズの勿忘草、強さと継続のモチーフである柏の葉、そしてなぜかどんぐり(子宝かな?)が描かれたブローチ。ウェディングギフトと考えられます。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/mWcte0SFeK
168 flower fortune-telling ring(1830-60年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 17, 2018
バラとデイジーがエナメルで描かれたリングは花占いができるギミック付き。それぞれの花のパネルを開けると中にはフランス語で「ちょっと好き」「とても好き」「情熱的に好き」「全然」などと書かれており恋占いができます。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/zk05WQUqrR
158 Locket(1830年)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 7, 2018
"Regard"=敬愛を表すストーン6つに、トルコ石の"Forget-me-not"(中心には愛のルビー)でこれでもかと愛にあふれたセンチメンタルロケット。恋人だけでなく家族や友人に、また忠誠や信仰の証としても贈られることもあったそうです。2種類のカラーの金使用#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/BNlAFpSLRZ
248 "LOVE"Pendant(1830年代英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 7, 2018
Lapis Lazuli(ラピスラズリ)、Opal(オパール)、Vermeil (ガーネットの昔の名称) 、Emerald(エメラルド)、頭文字をつなげると"LOVE"になるペンダントトップ。ヴィクトリアン初期のセンチメンタルジュエリーです。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ctzKrocxRw
※249の間違い
112 eye miniature(19世紀前半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 22, 2018
18世紀末から流行したアイミニアチュール。目は"魂の窓"、人の本心や本質を顕著に示す場所と考えられ、イギリスでは愛の証として贈られました。
ダイヤモンドの涙が見るものを引きつけます。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/0Koju57lib
036 ring(19世紀前半仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 5, 2018
男性から想いびとへのロマンティックな贈り物。フランス語で'pensées' は花のパンジーと"think"の2つの意味を持ちます。向かって右の言葉と合わせると'think of your friend'という意味に。自分のことを想って欲しいという願いが込められています。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/kirgWJbtlr
032 locket(19世紀前半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 1, 2018
REGARD(敬愛)を意味するRuby、Emerald、Garnet、Amethyst、Ruby、Diamondをセット。南京錠は『あなたはわたしの心の鍵を持っている』というメッセージ。
鍵を開けると中には編まれた髪が。この時期流行したセンチメンタルジュエリーの典型です。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/z92ccbsnmd
011 Pendant brooch(1855年パリ)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 11, 2018
ヴィクトリアンジュエリー。ダイヤ(ブリリアントカット)、ガーネット、エメラルド、ルビー、アメジスト。頭文字を繋げると敬愛を意味する"REGARD"に。白いエナメルがお石をひきたてます。1855年パリ国際博覧会にて展示、V&A博物館貯蔵。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/OVTt8b5FSF
039 Bracelet(1860年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 8, 2018
十字架・錨・ハートの3つのモチーフの組合せは信仰・希望・慈悲を意味しました。
5つのチャームの中に写真や髪の毛が入ったモーニングジュエリー。
この時期流行したオリエンタル、中でもモロッカンスタイルを得意としたCrouzet作といわれています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/rl1UHAwRnX
041 brooch(19世紀後半英or米)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 10, 2018
愛を意味するブルーの花を差し出す、ピンクの袖口から伸びた手。手のモチーフは時代ごとに様々な意味を持ちましたが19世紀後半ではロマン主義の表現に用いられました。
花の真ん中には永遠のダイヤモンド。"永遠の愛を差し出す手"。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/X7mMrbrrgB
040 Brooch(19世紀後半英国)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 9, 2018
鳥と巣の組合せもまた愛のモチーフ。巣の中の卵はパールです。蔦は結婚、青いエナメルが鮮やかな勿忘草は真実の愛を示しています。結婚の際の贈り物でしょうか。ロンドンジュエラーのHarry Emanuel作と言われています。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/4wp5u1uxMO
ターコイズぎっしりが人気
当時ターコイズは友愛を意味し
自然主義✖︎センチメンタルな
ジュエリーによく使われました!
177 necklace(1835-40年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 26, 2018
蛇はヴィクトリン時代、特に1840年代に流行したモチーフ。尻尾を飲みこむ蛇はウロボロスといい、永遠を意味し、愛や哀悼を示すのに用いられました。
ターコイズは愛を意味すると同時に身につける人を守ってくれると信じられていました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/jtGP5UCmee
038 Dove brooch(1840年頃英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 7, 2018
愛のモチーフであるDove(=鳩)がハートを運んでいます。ボディはシルバーにターコイズをパヴェセッティングで敷き詰めて。目にはルビー。翼の裏側には羽の彫り、ハートの裏には髪の毛をいれるスペースが。セットジュエリーの一部。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/wuYtbFENJr
329 Necklace and Earrings(1850年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 25, 2018
19世紀に流行していたターコイズをふんだんに使ったセットジュエリー。第6代デヴォンシャー公爵からLady Hunloke(関係性不明)に贈られたものだそう。カンティーユの装飾が華やかさを増しています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/H86iPZxblL
031 Convolvulus(19世紀前半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 31, 2018
昼顔のブローチ。ターコイズとパール。昼顔は"絆"を意味するモチーフであり、ターコイズは"友情"を示す石。
当時自然主義の流れで植物や果物をかたどったジュエリーが流行。花ごとに意味をもち愛や友情の証として贈られました。V&A博物館蔵。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/4bcbkJ0JFg
306 Bracelet(1862年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 2, 2018
パヴェセッティングされたターコイズが鮮烈なバングル。1862年のロンドン万博にてイギリス・バーミンガムのジュエリーメーカーT. & J. Braggのブースで展示されたもの。当時のエチケットでは昼用と夜用のジュエリーが区別されており、こちらは昼用。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/JpXllQPVBA
304 Necklace&Earrings(1880年東欧)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 31, 2018
エナメルで描かれた愛のモチーフ・キューピッドが美しいネックレスとイヤリング。この時期人気だったターコイズも愛を示す石。美しさを重視した"耽美期"とも言われるヴィクトリアン後期らしい愛らしいジュエリーです。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/3Pt1hhyEB9
モーニングジュエリー
260 Snake ring(1846年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 19, 2018
30歳の若さで亡くなったウォルドグレイヴ伯爵を偲ぶためのモーニングリング。未亡人となった兄の妻と駆け落ち、逮捕される(当時近親者との婚姻は違法)というドラマティックな人生でした。永遠を意味するスネイク、目はダイヤモンド。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/enAuKGcf3v
※261の間違い
156 Locket(1860-70年英or仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 5, 2018
ヴィクトリアンのエナメルとパールのロケットは裏側に髪の毛or肖像画がいれられる仕様。エナメルの重なる十字模様はcriss-crossedと呼ばれています。愛する人を想う美しいセンチメンタルジュエリーです。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/y36EwzHrjw
157 Locket(1871年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 6, 2018
1860年から80年にかけて流行したモーニングジュエリー。オニキスにダイヤモンドを'JE'と'EE'のモノグラム型にセット。授業でこのアルファベットを重ねてデザインする課題がでたんですけど意外と難しいんです。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/b3LbKXwgAJ
056 mourning brooch(1875英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 25, 2018
同じ花束でもこちらは墓地に植えられるイチイの花束、モーニングジュエリーです。ジェットは高価なため鋳造ガラスやエボナイト(ゴム)など類似品が多数開発されましたがこちらは木を黒く染めたもの。素材としての価値はありませんが哀愁漂う逸品。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/0lW1lTsuSG
パリ万博に植民地支配、ジュエリーにも非ヨーロッパ圏の影響が!
192 Earrings(1850年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 11, 2018
ブラジルでしか採れない本物のカメノコハムシはジュエリーの素材として世界的に使われてきました。1872年の万博にも展示され、エジプトスタイルの流行に合わせて人気を得ました。衝撃的。。。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/P0Ih8oPytD
251 Necklace(1855英or仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 9, 2018
インドからインスパイアされたパールのタッセル。チェーンはひとつひとつゴールドに黒いエナメルが施されており、リヴィエラ(胸元にいくほどパーツが大きくなる)になっています。連結パーツにはシードパールをセット。細部へのこだわりが感じます。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/hfB50bqCjf
047 earrings(1860年英or印)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 16, 2018
1851年ロンドン万国博覧会にてインディアンジュエリーが注目を浴び、当時停滞していた欧州のジュエリーデザインにオリエンタルの風を吹き込みました。鮮やかなエナメルのゴールドにパールや薄くカットされたカラーストーンがびっしり。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/5zJa0LdHzu
247 Brooch(1860年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 5, 2018
ヨーロッパとインドのスタイルが融合したオリエンタルなブローチ。
ピンクトルマリンにローズカットダイヤ、加えてインドらしいドロップのカーブドエメラルド。当時の英アート雑誌ではパキスタンやシリアのジュエリーがもてはやされていたそうです。
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091 Locket(1867年巴)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) 2018年4月1日
090と同じコンビの作品をもう一つ。東アジアからの影響を強くうけたアレクシスですがこちらはインドのモチーフをつかったもの。クロワゾネの際の地金として銅ではなく金を好んだのは絶妙な鮮やかな色を出すためでした。ダイヤモンドをポイントにセット。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/TBJXLWWyg0
246 brooch(1860-70年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 4, 2018
モロッカンスタイルを得意としたパリジュエラーCrouzet作と考えられるブローチ。アルフォンス・フーケのmoresqueシリーズから影響を受けています。1860年代はインドや中東などから影響を受けたオリエンタルなデザインが流行しました。
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日本の影響も!
090 Suite of jewellery(19世紀後半巴)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 31, 2018
1867年パリ万博で展示されたエナメル・クロイゾネが美しいセットジュエリー。フランスのエナメル細工師アントワーヌ・タールが彫金師アレクシス・ファレーズの依頼で制作。日本美術のモチーフ、中国七宝の色彩の影響を受けています。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ly7y4sLK1L
257 bracelet(1870年日本)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 15, 2018
明治になってすぐ欧米向けに作られたとされるジャパンメイドのジュエリー。赤銅の地金に金を象嵌。ジュエリーの文化が長らく途絶えた日本ですが、刀の装飾等で彫金技術は進化、開国特に廃刀令の後にその技術がジュエリーに転用されていきました。
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258 Bracelet(1880年日本&欧州)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 16, 2018
日本で財布の留め金としてつくられた20枚の板をヨーロッパのジュエラーがブレスレットに仕立てたもの。17世紀初頭より少しずつ認知されていた日本美術、1862年のロンドン万博にて初めて日本のブースが開かれ広く知られることとなりました。
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シードパール・鼈甲・珊瑚アイアンなど素材も豊富に!
016 Seed-pearl Necklace(1820年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 16, 2018
1mm前後の小さな真珠をシードパール(日本ではケシだま)と呼び、中世やルネッサンスではダイヤよりも貴重なものでした。シルクや馬の毛を通し、一部は母貝からつくられた枠に取り付けることでこの繊細なレースを形作っています。 #綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/bxia2boM1L
294 Pendant(1860-70年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 21, 2018
べっ甲にゴールドとシルバーを象嵌したピクエジュエリー。ピクエはもともとイタリアとフランスの技術で嗅ぎタバコ入れなど高価な工芸に使われていましたが1760年代にイギリスに伝わり1870年代にはバーミンガムで大量生産されるようになりました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/202aoh2afc
※293の間違い
271 Brooch(19世紀英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 29, 2018
鼈甲にシルバーを象嵌した(=ピクエ)のブローチ。鼈甲は英語ではトートイズシェルといい熱帯に住むウミガメの1種タイマイの甲羅から作られます。現在はワシントン条約により輸入が規制され入手が難しいとか。自然と文化、うまく共存できるといいですね
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/Bjw1mQSRLT
049 Tiara(19世紀後半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 18, 2018
イタリア・ナポリ近海は良質なサンゴの産地で19世紀にロンドンで活躍したジュエラーPhillips Brothersはサンゴ商としても名を馳せました。サンゴは古代から魔除けとして特に子供が身につけており19世紀からジュエリーに本格的に使われるように。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/dP2YY8uJCO
166 Pendant(1854年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 15, 2018
ギリシャ神話ワインの神バックスのカメオ。サンゴは古代から魔除けの力があるとされロザリオに使われたりしていましたが19世紀前半にファッションジュエリーにも使われるようになります。フランス人ジュエラーFrançois-Désiré Froment-Meurice作。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/DKSQdkDwmo
考古学スタイルのジュエリー
ルネッサンスリバイバル
005 The canning jewel(19世紀前半)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 5, 2018
バロックパールを上半身に見立てた男の人魚のペンダント。剣と盾を構えています。V&A博物館貯蔵。ゴールドにエナメル、ダイヤ、ルビーがあしらわれている。メディチ家からムガール帝国への贈り物とされていましたが実際はもっとあとの19世紀に作られたようです pic.twitter.com/i6XnIvl4dd
052 Mermaid Pendant(1890年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 21, 2018
ルネッサンスリバイバルジュエリーをもう一点。大きなバロックパールを主役に据え、色鮮やかなエナメルにカボションのルビー、ぶら下がり式のパールはルネサンスの特徴まま。人魚の尻尾にのるのはキューピッド、ロマンチシズムの影響です。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/w4AkX19mOB
同じ過去からのインスパイアでも
嘘つきはダメよね
259 Pendant(19世紀欧州)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 17, 2018
16世紀ルネッサンス期に流行した動物モチーフジュエリーを模したドラゴンのペンダントトップ。サインがないため、アンティークと偽って流通させようとした可能性が考えられます。
こんなに素晴らしいんだから嘘つかんでもええやん!って伝えたい。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/2A8N3O3ki7
カステラーニ
266 Brooch(1870年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 25, 2018
18世紀後半から19世紀前半にかけて考古学ブームにより懐古的なジュエリーがつくられました。こちらはそのブームを担ったローマのジュエラー、カステラーニの作品から影響を受けたマイクロモザイクのブローチ。月や火山、海の怪物などモチーフも斬新。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/z4JnAwAGN9
※267の間違い
197 Necklace(1870年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 16, 2018
ローマ出身考古学スタイルのジュエリー最高峰カステラーニ。粒金やフィリグリーを研究し古代の失われた技巧の復興に尽くしました。彼を代表する古代ローマ・ギリシャで使われた底の尖った壺アンフォーラが連なるデザイン。気が遠くなるディテール。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/W36lz66fEz
085 Pendant Brooch(19世紀後半伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 26, 2018
カステラーニ作品をもうひとつ。イタリアが一時的に外地を占領した祝賀会のため制作。石の彫りはGiorgio Antonio作、エチオピアでのドガリの戦いを表現しています。同じデザインのものがあと2つ残されていますが彫られているのは花だそう。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ki4V8Ciwrn
084 Diadem(19世紀羅)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 25, 2018
カステラーニ作の王冠。クリミア半島で発見された紀元前2〜3世紀のエルトリア人のジュエリーを複製したもの。ジュエリーヲタ(推察)のカステラーニさん、ここまで作っちゃうとはもはや変態です。(褒めてる)花の透かし細工にエナメル、ビーズ、パール。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/xjvyyAtVYZ
カルロ・ジュリアーノ
086 Pendant(1867年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 27, 2018
先述のカステラーニさんの弟子、ジュリアーノさんの作品。パリ万博で展示されたもの。彫刻は智天使ケルビム。ナポリ生まれの彼はローマのカステラーニの工房で修行したのちロンドンに。1874年にはピカデリーに自身のお店をオープンさせました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/AXfW3MGIIm
087 earings(1865年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 28, 2018
ジュリアーノ作品をもうひとつ。こちらはロンドンにきたばかりのカステラーニの影響が色濃く残る作品。その後086のようなエナメルや色石を使った色鮮やかな自身の作風を確立します。天才も自分の道を模索する期間があるのだなと感慨深い2作です。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/2qopd50mCf
357 Pendant(1877年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 23, 2018
ネオルネサンス様式のカルロ・ジュリアーノの作品。エナメルの細やかな点画が彼らしい。
ヴィクトリア女王から名付け子の一人に婚姻祝いとして贈られたもの。中心のメダリオンはヴィクトリア女王の肖像であり彫刻家の妻だったSusan Durantによるもの。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/ig6wyQWPqY
194 Brooch-pendant(1885-95年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 13, 2018
晩年のカルロ・ジュリアーノ作、画家のエドワード・バーン=ジョーンズが娘のためにデザイン。
威勢良くさえずる鳥とハート型のオリーブの木はベニス旅行からインスパイアされたのではと言われています。4個現存。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/4rZkdWZIoq
089 Scent Flask(1896年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 30, 2018
先述のジュリアーノさんの死後、ビジネスは2人の息子アーサー&カルロに引き継がれます。父の才能を受け継いだのはアーサーのみで、彼の自殺によって工房をたたむという悲しい結末。2人による中世からインスピレーションを得た香水瓶。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/aXcEFv6nlk
088 drawing(19世紀後半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 29, 2018
ピカデリーにお店を構えたときからジュリアーノのチーフデザイナーとして活躍したPasquale Novissimoのクライアントとイメージを共有するためのデザイン画。最初のキャリアはイタリアンオペラのコスチュームジュエリーデザイナーだったとか。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/fEa3KIgxTQ
※息子もカルロですがカルロ・ジョセフという
アーサー&カルロで区別
その他
314 Necklace(1870年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 10, 2018
復古主義のジュエリーを得意としたロンドンベースのジュエラーPhillips Brothers作。ハゲワシのペンダントからアルマンダインガーネットのドロップがぶら下がっています。美術館や博物館からインスピレーションを得ていたそう。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/NWcbdPVr3Z
名工たちと老舗メゾンの誕生
240 Brooch Pin(1855年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 28, 2018
パリジャン銀細工師François-Désiré Froment-Meuriceのダイナミックなピンブローチ。彼は当時最高峰のデザイナー、エナメル職人、銀細工師を集め高いクオリティの作品を残しました。イギリスの歴史上の人物聖ジョージがモチーフ。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/EZE64lUy8v
※239の間違い
239 Brooch(1870年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 27, 2018
ドイツ生まれで19世紀後半にパリで活躍したカメオ職人Georges Bissingerの作品。縞めのうを使用。16世紀のイタリアの職人がつくったイギリスやフランス王家の肖像カメオを研究し再現しました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/mzWLutUF0R
※238の間違い
332 Ring(1870年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 28, 2018
愛の神クピドに愛された、蝶の羽をもつ美少女プシュケが描かれたリング。19世紀好まれた題材で、禁じられていたにも関わらずランプでクピドの顔を見てしまうシーンをいきいきと再現しています。フランスの画家でありエナメル職人のCharles Lepecが製作。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/IPMPtKswf9
153 bracelet(1875年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 2, 2018
Charles Riffaultがブシュロンのために製作したブレスレット。半透明のプリカジュールエナメルにパールとローズカットダイヤ。彼が復刻させたこちらのエナメル技術の権利をブシュロンが独占し販売。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/nCa8cTrZLM
154 Brooch(1890年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) June 3, 2018
フレデリック・ブシュロンとミニチュアール画家のFernand Pailletの共作。描かれているのはキューピッドとプットー。女性はアフロディーテかな?才能ある人と関係値を作るのがブシュロンはうまかったんですね。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/VLIsjk7190
282 Pendant(1880年NY)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 10, 2018
ティファニー社製のペンダントトップ。ダイヤモンドを多用した自然主義ジュエリーに変わり台頭した考古学的ジュエリーらしく、古来のモチーフを自由に組み合わせて新しいデザインを作り上げています。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/iSAofpaPSx
311 Brooch(1890年澳)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 7, 2018
19世紀オーストリア・ウィーンで活躍した銀細工職人Ludwig Politzerのブローチ。
ロッククリスタルに描かれた花がギロッシュエナメルで表現されたバスケットに入っています。幅3.3cmの中にロマンチックな世界が広がっています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/IKqOIb2g8i
イタリアンマイクロモザイク
108 Ring(1800年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 18, 2018
2次元的な骨壷、背景の規則正しく並んだテッセラは初期のマイクロモザイクの特徴。伸びた8角形の形状もこの時期のリングによく見られた形です。典型的なモーニングジュエリーで骨壷モチーフはマイクロモザイクに限らずさまざまな手法で用いられました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/nwiDdxX2AU
216 Necklace(1820年羅)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 4, 2018
イタリアンマイクロモザイクのネックレス。モザイク部はガラスで細かいものだと1インチ四方で5,000個が敷き詰められます。
花束や犬など絵柄に一貫性がないため国外のジュエリーがセットしたものと考えられています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/eoq7PqDbEo
109 snuff box(19世紀前半羅)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 19, 2018
忠実と愛の象徴である犬は19世紀に人気のモチーフでした。作者のAntonio Aguattiはマイクロモザイクの技術を躍進させた一人。初期のマイクロモザイクは隙間が目立ちますが、彼はその隙間をぎりぎりまでなくし、より鮮明な表現に成功しました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/Pv4aW9MfHA
107 Pendant&Earrings(1870年羅)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 17, 2018
水差しモチーフのペンダントトップ、同デザインのイヤリングとのセットです。テッサラと呼ばれる1mmに満たない小さなガラスでつくられたマイクロモザイクが見事、18世紀のバチカンで発展した技術です。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/GXbm3anirh
289 Pendant(1870年伊)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 16, 2018
ローマで作られたマイクロモザイクのペンダントトップ。伝統衣装に身を包んだ農家の女性が描かれています。
ぶら下がっている3つのパーツには金太郎飴のようにガラスで模様をつくるミルフィオリが使われています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/3f4IOiUTcv
※288の間違い
ベルリンのアイアンジュエリー
046 Berlin iron comb(1820年独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) February 15, 2018
愛ジュエリーで胸焼け中のためクールなものを。
プロイセンの鉄鋼産業の技術力を示す、繊細な鉄のジュエリー。フランスとの戦争のためジュエリーでの金の使用が禁止、金銀を差し出させる代わりに政府が与えたのがアイアンジュエリーでした。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/YJxvd8grDz
313 Necklace(1820-30年獨)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) November 9, 2018
ベルリンで制作されたアイアンジュエリー。トレーサリーと呼ばれる、中世ゴシック建築に見られる窓の上部やバラ窓に施される装飾(写真2枚目参考)が用いられています。アイアンジュエリーはクローバーなどゴシックモチーフが多く使われました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/AgIozLLhpN
大量生産の技術も発展
122 Parure(1835年瑞)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) May 2, 2018
金の薄い板を圧して成形したパリュール。1850年代に技術革新が起こりジュエリーの大量生産が可能に、市民階級にもジュエリーが手の届くものとなりました。
ピンクの石はトパーズ、ブルーやグリーンはエナメルです。大量生産とは思えない凝り具合。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/l9bZuij5Vm
292 Brooch(1835-50年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 19, 2018
1850年代は大量生産技術が向上しコスチュームジュエリーのニーズが高まった時期。ゴールドのシートをプレスして成形。フォイルされたトパーズにクリソベリル。アクセサリーなのにエレガントやなぁ
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/xXzYH3KWUI
209 Necklace(1855年墺)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 28, 2018
オーストリアはウィーンのSchlichtegrollによるネックレス。17世紀のスタイルを踏襲しゴージャスさを保ちながら大量生産向けの安価な仕様に落とし込んでいます。エナメルように見える部分は塗装。イミテーションパールを使用。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/R1fLkVWtqC
343 Pendant(1860-70年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 9, 2018
アメジストに見える紫やピンクはペースト。シードパールをアクセントに、シルバーメッキの唐草で華やかさを演出。
ペーストは19世紀後半以降大量生産されるようになり価値が低下するので、このジュエリーは過渡期につくられたものと言えます。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/6HwB0uhBIO
193 brooch(1880年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 12, 2018
ヴィクトリアンのテニスモチーフのブローチ。普段は手の込んだアンティークばかりをご紹介していますが、この時代すでに産業革命により大量生産が可能に、一般市民にもこのようなアクセサリーが行き渡るようになっていました。時代の印象が変わりますね
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/fzECJpY6t9
260 Brooch(1880年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 18, 2018
金メッキされたシート状の真鍮合金を金型でスタンプしてつくられた2匹のドラゴンのブローチ。大量生産技術の向上によって市民階級にも装身具が普及。当時のトレンドセッターは女王を筆頭にした貴族に加え高級娼婦(クルティザンヌ)や公妾でした。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/t6aEyBKIlQ
076 brooch(1888年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 17, 2018
ムーンストーンをまん丸お月さまの顔のようにカービング。周囲の三日月と星はブリリアントカットのダイヤモンド。1860年代後半から南アフリカ産がヨーロッパ市場に流れたことで19世紀の終わりにはダイヤモンドが以前と比べ身近なものとなりました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/moixmNRued
068 Brooch(19世紀後半独)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) March 9, 2018
ペーストとエナメルのコンボが美しすぎる孔雀。機械仕掛けになっており風が吹くと羽が回ります。産業革命によりジュエリーも大量生産できるようになり、庶民のためのジュエリーが生まれた頃。地金は銅の合金と安価につくられています。欲しい。。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/XtqjQX1uLa
110 "Mother" and "Baby" brooch(19世紀後半英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 20, 2018
ヴィクトリアン時代のセンチメンタルジュエリー。出産のお祝いに贈られました。シルバー製(装飾部にゴールドも使用)。前者はイギリス内最大の銀製品の産地バーミンガム産。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/xC8rvnEILJ
工業技術の発展がジュエリーにも影響
185 Bangle(19世紀後半欧)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) July 4, 2018
19世紀に発見されたアルミニウムがジュエリーに初めて使われたのは1850年代、金メッキされた金属にはめられて使われました。1867年のパリ万博ではたくさんのアルミニウムジュエリーが展示されました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/GKCdUfCy78
241 Stick Pin(1867年仏)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) August 30, 2018
1867年のパリ万博では電気で動くジュエリーが注目されました。こちらのスカルのピンはポケットに忍ばせたバッテリーから電力を得て、目が回り顎が上下します。
当時注目されることと、文化として残ることは違うのですね。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/232Et1q6IW
他にも様々なジュエリーが作られた最盛期!
パリュール・ペンダント
120 cross parure(1843年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 30, 2018
建築家のA. W. Puginが3番めの妻Helen Lumsdaineのためにデザインしたパリュール。バーミンガムのJohn Hardman & Co. 作。このうちネックレスは2番目の妻Louisa Burtonのために作られたものですが完成した8ヶ月後に亡くなってしまっています。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/05aJb5cl3D
335 Earrings&Necklace(1850年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) December 1, 2018
大粒のファセットカットサファイアが、クラスターと呼ばれる周囲を石で取り巻くデザインで飾られたゴージャスなセットジュエリー。ブリリアントカットダイヤモンドの輝きがサファイアのロイヤルブルーを引き立てます。王道中の王道。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/L74rOly2ip
264 The Virgin Immaculata(1850年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) September 23, 2018
三日月と天球にのった聖母マリアは世界を表現。天球を模した大きなカボションはカーバンクル(丸く磨き上げられたガーネット)。イギリスは16世紀にヘンリー8世の離婚問題からローマと袂をわかち独自の英国国教会を確立。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/zEy2TL46G4
※265の間違い
010 Pentant (1890年)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 10, 2018
ゴールドをベースにエナメル、ダイヤ、ルビー、エメラルド、ハーフパールをあしらっっています。Mrs.Philip Newmanという女性の作品。この時代女性の作家は革新的でした。まさにヴィクトリアンの華やかさ。V&A博物館貯蔵。https://t.co/FKqh2EUD4F… #綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/1Int9O31hK
その他
099 Torah Crown(1825年)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) April 9, 2018
この小さな王冠は旧約聖書が記された巻物につけるためのもの。18世紀東ヨーロッパで発生した超正統派のユダヤ教運動"ハシディズム"のリーダー的ラビIsrael Ruzhinのものとされています。ダイヤ、ルビー、エメラルド、アメジスト、ターコイズと豪華。#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/qvHJ6gz7k3
012 chatelaine(1850年ロンドン)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) January 12, 2018
鍵やナイフなどをまとめてベルトに取り付けるツール。女性の衣服にポケットが一般的でなかった時代に使用人達が使っていた日常品を作品に昇華。ダイヤのように多面的にカットした"カットスチール"を使用。制作期間12ヶ月の大作。V&A博物館貯蔵#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/K441cwmgr5
278 vinaigrette(1885年英)
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) October 6, 2018
イギリス・エディンバラのジュエラーG&M Crichton作のヴィネグレット(気付け薬入れ)。19世紀初期にスコットランドが旅行先として人気となり小石を敷き詰めたようなスコットランドスタイルのジュエリーがお土産として持ち帰られました。
#綾野ジュエリー図鑑2018 pic.twitter.com/y9H0dGgb3n
てんこもりおさんでしたね〜
次回は
ベルエポック・エドワーディアン
/アーツ&クラフツ
/アール・ヌーヴォー(ターンオブザセンチュリー)
・・・好きを詰め込んでみたよ❤️笑
とにかく最高なので乞うご期待です!
※画像や解説は以下より転用しております。
British Museum - Collection search
#綾野ジュエリー図鑑2019 も
絶賛毎日更新中なので
是非ともツイッター、フォローくださいませ^^
001 Peacock Brooch(1867年
— 綾野/駆け出しジュエラー (@ayano_jewelry9) 2019年1月1日
フランス人ジュエラーGustave Baugrand作。ゴールドにダイヤ、ビルマ産ルビー、インド産エメラルド、セイロン産サファイアをはめ込んだ景気のいいブローチ。
この孔雀、羽が動くというから驚きです。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/a4qFgSwFck