こんにちは、綾野です。
Made in Antwerp
第一号ができました〜!
パールとオパールのペンダントトップ
でございます。(ダジャレではない)
初のマエストロ監視下wでの制作。
山あり谷ありでしたが
無事完成いたしました。
制作過程をご報告です。
ご依頼内容とデザイン提案
今回はご結婚のお祝いを
新婦様のご友人からオーダーいただきました。
新婦様の誕生石パールと
お名前にある"結ぶ”という漢字から
リボンのモチーフを使って欲しいとのご依頼。
なんと粋な!!
アンティーク調のリボンから
お名前に"香る”という字があることから
香水瓶モチーフなど
提案させていただいた中で
この新郎様の誕生石オパールと
新婦様の誕生石パールを結んだ
リボンのデザインをお選びいただきました!
キュートな雰囲気が新婦様にぴったり❤️
余談ですがもともとパールは在庫があって
それと同じ形のオパールを探したんですが
大きくまん丸なオパールを探すのが
こんなに大変と思わなんだ〜〜笑
みんなちょっと楕円なんやで〜〜〜涙笑
石って本当に難しい
こういう落とし穴いっぱいありますよね
ま、それを解決するのも仕事の醍醐味っすよね!
(ドMポジティブ)
制作制作〜〜〜〜っ!3回やり直しYEAHHHH!!!
ということで実制作です。
最初はマエストロに何も相談せず
勝手に進めていたのですが
仕上がりを見て一言
Ugly(醜い)
と一蹴されましてww
構造や工程をディスカッションして
最後一から作り直し
これでもまだ弱い!!
ということで改善点をディスカスし3度目の正直
やっと
NOT BAD
いただきました。笑
一番のポイントは裏側の板ですね、
これで強度が格段にアップ!
改善点、他にも細かい話をし出したら
キリないです・・・
(もう少し自分のものにできたら
形は未定ですがコンテンツ化しようと思います)
わたしの師匠はこの人やって決めました。
Biginner(初心者)なんだからCut the corner(近道)するなとアドバイス。一瞬泣いたけどその通り。
— 綾野/ジュエラー@アントワープ (@ayano_jewelry9) 2019年3月1日
Reasonableを目指してしまうとBeautifulには永遠に辿りつかない。目指せBeautiful。
いつも人生の岐路には厳しいけど実力があって人想いな先生に出逢える運の強い私です。
今お世話になっている
マエストロのいいところは
こんなこともできないなんて
才能ない・・・
って私が泣き出したら
←いい歳こいて職場で泣くなって話です、
すみません
ジュエリーメイキングに
才能はいらない
必要なのは知識と
ひたすらトレーニングだ
といって
※この言葉をアラサーで職人目指し始めた
方々に贈りたい・・・
才能とかセンスとか始める時期とか
どうにもならないことのせいにしないで
今からやれることで
論理的に道を示してくれるところです。
とても難しいとは言うけれど
できないとは絶対言わない
かっこいいなと思います。
(作業していると猫がやってきてたまらんです)
今まで学校も含めて
何人もの先生につきましたが
彫金 全員やり方が違う
例えばフラックスの塗り方ひとつ取っても
全体にべったり塗る派、
ロウを流したいところにだけすっと塗る派、
いるんですよね。
テストで全国共通のひとつの回答を
当てることに命かけてきた文系育ちとしては
これにめっちゃ混乱していて。
前の先生に習ったことを
場所を変えると否定されたりして
え、どれがほんまの正解なん???
って思っていたんですよ。
でもやっとわかったんです。
職人の世界においては
自分のやりたいことに近い
師匠のいうことが正解
なんだと。
全国統一の答えはないのだと。
守・破・離という言葉がありますが
まさに今私に必要なのは
このマエストロを
"守"することである。
もし今、どこで学ぶを検討されている方がいたら
授業料とかアクセスとかも大事ですが
とにかく自分のやりたいことに
近いことをしている師匠
を探した方がいいです!!!!!
私は今まで勉強にたくさんのお金と時間を使って
随分遠回りしました。
でもやっとこの人やっていう
師匠に出逢えたので
あとは愚直にやるだけですね。
今まで納品させていただいた方に
私の目に間違いはなかったと
思っていただくためにも
引き続き進化したいと思います。