こんにちは、綾野です。
4月頭にいった1週間旅のレポも最後です。
今回はドイツ・ダルムシュタット!
行くまで存じ上げなかったのですが(オイ)
ここはドイツ語圏のアール・ヌーヴォー
“ユーゲントシュティール”運動の
中心地となった芸術都市です。
時のお偉いさんがドイツの芸術家たちを
招致して芸術村としたのだとか。
そんなダルムシュタット、
ユーゲント・シュティールをがっつり学べる
主要スポットを3つご紹介します!
まずはここに行こう!ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館
街の中心部に位置する
ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館
Das Hessische Landesmuseum Darmstadt im Herzen Darmstadts - Hessisches Landesmuseum
総合的な博物館で絵画、工芸、化石など
様々なものが展示されているのですが
こちらのユーゲント・シュティール部屋が
めちゃくちゃ最高なのです。
何が最高って
アールヌーヴォーが盛んだった
ヨーロッパ主要エリアごとに整理されて
作品が展示されているのですよ
今まで
ラリックすげ〜な〜
ティファニー好きだな〜
ウォルファースたまんね〜な〜と
点で見ていたのが
線で繋がる感が快感
ですし
日本美術と中国美術が違うように
それぞれお国柄あるんだなーって
具体的な作品から
抽象化するのも楽しい。
整理整頓厨なので
超気持ちいい展示方法でした。
早速街ごとにご紹介しますね。
ドイツ
どこかちょっといかついイメージ
ドイツ・ダルムシュタット
ジョセフ・マリア・オルブリッジのランプ
やや不思議ちゃん
オーストリア
ヨーゼフ・ホフマンのカトラリー
洗練されている感
ボヘミア
かの有名なボヘミアングラス
フランス
さすがの本場感、優美!
フランス北部・ナンシー
ややシックな感じ
ベルギー
うちのマエストロ憧れのデスク
家が買える値段だそうです
オランダ
繊細!めっちゃ素敵!
イギリス
運動のスタート地点ですね
アメリカ
言わずと知れたティファニー様
スカンディナビア
いやこれ!めっちゃタイプっすわ!
スカンディナヴィア アール・ヌーヴォーがツボやぁぁぁぁ pic.twitter.com/Vn5u5LRCXM
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) 2019年4月6日
歴史主義
アール・ヌーヴォーがおこる前、
19世紀は産業革命で
手仕事が大量生産へと切り替わった時代。
その時に新しい表現をみな模索して
過去の様式の再構築を試みていたそう。
新しいムーブメント=アール・ヌーヴォーとの
対比が面白いです。
ということでお写真メインでお届けしました。
美を補充した〜!
ジュエリー部屋が天国なり
ジュエリーや金工を集めたコーナーも!
いやもう眼福だす
いかにもユーゲントシュティールなもの
ラリック
ウォールファース
フーケ
作者不明だけど美
いやー写真がボケボケですみません
ジュエリーの展示って
私のiPhoneSEちゃんのキャパ
こえてるんですよね…
接写強いカメラついた携帯欲しい😭
この博物館の残念すぎるところは
解説がドイツ語オンリーなのと
オンラインコレクションがないことですね💢
(もし見つけたら教えてください!)
こんなに素晴らしいジュエリー持っといて
世界に公開しないとは💢
METやV&A美術館を見習ってほしいものです。
(ただのヤカラ)
村自体がアートなマチルダの丘
ダルムシュタットの中でも
「マチルダの丘」と呼ばれる
街の中心地から少し登った場所は
19世紀末から20世紀初頭にかけて
ヘッセン・ダルムシュタット大公の
エルンスト・ルートヴィヒが
ドイツ各地から芸術家を
呼び寄せて造った村です。
写真左側の手のような建物は結婚記念塔
お偉いさんの結婚のお祝いに建てられたもので
中のモザイクが美しいのです❤️
結婚祝い感がハンパないですね
この塔を設計したのは
ウィーン分離派の主要メンバーでもある
ヨゼフ・マリア・オルブリッヒ
Joseph Maria Olbrich。
指の中は展望台になっています。
気持ちいい〜!
左の奥に見えるのは
あの宮崎駿をインスパイアした
建築家フンデルト・ヴァッサーの
「森の渦巻き/Waldspirale」
ウィーンのガウディとも
呼ばれるフンデルトさん、天才っす
渦巻きとかドットとかイルカとか
なんでもいいんですけど
自分のモチーフを決めて
作り続けられる人ってまじで尊敬する。
私にはまだそれがないな〜
写真右手にあるのはロシア正教会
現役で教会として昨日しており
ミサ中で中には入れませんでしたが
とても美しい建物でした!
建築好きな方にもおすすめです^^
芸術家コロニー美術館 museum künstlerkolonie
マチルダの丘にある
ユーゲントシュティール工芸を集めた小さな美術館
Mathildenhöhe Darmstadt . Museum, Künstlerkolonie
スカートや羽をはためかせる美女は総じて好きですね pic.twitter.com/kqAjSuthyN
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) 2019年4月6日
なんかもうお腹いっぱいで
写真あんまり撮ってなかったのですが
ジュエリーコーナーはがっつり
撮っていたので載せておきます
こんなけ見たら
もうこれがユーゲントシュティールジュエリーって
忘れへんで!!
ということでダルムシュタット旅レポを終わります!
2ヶ月前の旅レポがやっと終わった。
ネタ消化のため
どんどん書くぞー