こんにちは、綾野です。
2019年1月にツイートした
綾野ジュエリー図鑑2019
ダイヤモンド博物館DIVA編
(ベルギー/アントワープ)を
まとめます〜!
出典
http://www.divaantwerp.be/en/collection/search-22
さすがダイヤモンドの街✨な
ダイヤモンドコレクションを
お楽しみください💎
001 Peacock Brooch(1867年
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 1, 2019
フランス人ジュエラーGustave Baugrand作。ゴールドにダイヤ、ビルマ産ルビー、インド産エメラルド、セイロン産サファイアをはめ込んだ景気のいいブローチ。
この孔雀、羽が動くというから驚きです。
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002 Aigrette(1780年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 2, 2019
インドのターバンオーナメントの影響が見られるイギリスのエイグレット。フランス語で"Aigrette"は白鷺と羽、双方の意味があります。初期は羽の形をパールで表現していましたが流行の移り変わりとともに羽のシルエットだけを残すようになりました。
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003 Demi-Parure(1869-1877年
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 3, 2019
Dufour Authur作のサファイアとダイヤモンドのデミ・パリュール。イヤリングとブローチがセットになっておりブローチはペンダントトップになります。
フランドル伯フィリップの妻マリアのもの。
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004 Flemish heart(18世紀西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 4, 2019
オランダ南部〜ベルギー北部〜フランス北部にかけての旧フランドル伯領を中心とするフランドル地方で見られるハートモチーフのペンダントトップ。18〜19世紀にかけて作られ母の日の贈り物だったと言われています。ローズカットダイヤが綺麗。
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005 Bodice Ornament(17世紀後半)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 5, 2019
バロックスタイルのボディスオーナメント。花をモチーフにした横に広がるような形状はこの時期の流行でドレスを着た胸元につけてアイキャッチとしました。100個以上のテーブルカットダイヤモンドがセットされています。
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006 Star Brooch(19世紀後半)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 6, 2019
ローズカットとアムステルダムローズカットのダイヤがセットされた星型ブローチ。後者は前者よりもドームが厚くなっています。天文学の発展により宇宙モチーフの人気が高まりました。ジュエリーは科学の影響も受けるのだと思うとさらに楽しい。
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007 Art-Nouveau Pendant(1900年白)
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ベルギーのアール・ヌーヴォー期ジュエラーVan Strydonck Léopold作。透明な黄〜緑基調のプリカジュールエナメルに青みがかったラブラドライトが印象的。おお振りのネックレスは胸元があいたドレスに合わせられました。
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008 Puff box(1890-1910年)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 8, 2019
アール・ヌーヴォースタイルのパウダーボックス。シルバー製。19世紀終わりから20世紀中頃まで普及し、アール・ヌーヴォーやアール・デコスタイルの美しいコンパクトが多数作られました。白くてマットな肌が女性の憧れだったのは今も同じ。
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009 Brooch(19世紀後半)
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狩猟の女神ダイアナの象徴である三日月。当時のトレンドセッターだったフランス皇妃ウージェニーは狩りの際にこのようなブローチを身につけ貴族たちに流行させました。場所に合わせたジュエリーのつけこなしは風流ですね。
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010 Brooch(1926年西)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 10, 2019
スペインジュエラー ラクロッシュ・フレールによるアール・デコブローチ。エジプトブームの影響でヒエログリフもみられます。手に持つパピルスの葉は豊穣、成長、若さや強さを示すモチーフで、ハトホルという繁殖と愛、運命の女神とともに描かれます。
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011 Hair Ornament(18世紀)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 11, 2019
ケースも美しいバロックスタイルの髪飾り。猿が人間のように描かれる"singerie"とよばれる絵画が18世紀初頭に流行しましたが、その流れでこちらは角笛を吹く猿がモチーフになっています。#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/0GKikxHdBG
012 Holy Ghost Pendant(1640年)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 12, 2019
子供のお守りだったペンダントトップ。鳩はキリスト教圏では重要なモチーフ。ノアの方舟から放たれた鳩が、オリーブの枝を加えて戻ってきたことで大洪水の終息を知ったことから、鳩とオリーブは平和の象徴。こちらはパールでオリーブを表現。
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013 Brooch(1925年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 13, 2019
ブシュロンによるアール・デコのブローチ。
オールドブリリアントカットダイヤモンドにコーラルやマラカイト、ラピスラズリで花を精密に表現。建築のようです。
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014 Pendant top(19世紀後半)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 14, 2019
ゴージャスなエメラルドが繊細なボウで飾られたネオクラシックスタイルのペンダントトップ。
チェーンがはずれブローチとしても使用可能。いくつかのパートが丸カンで繋がれ揺れるようになっているのもエレガントです。
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015 Ring of friendship(18世紀欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 15, 2019
16世紀末に誕生した"Don’t-get-annoyed ring(いらいらしちゃダメリング)"はパズルのようにぴったり重ねることができるようになっています。
友人や家族に器用さと忍耐を試すために贈られたそう。シルバー製。
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016 Snuff box(1849-62年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 16, 2019
パリの金銀細工師Hechler Frédéricによる嗅ぎタバコ入れ。アカンサスの葉をかたどった装飾に星の模様がかわいい。
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017 Brooch(1790-1800年白)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 17, 2019
シードパールとブルーエナメルプレートの間に、編まれた髪の毛がセットされたモーニングジュエリー。描かれている花はすずらんにもスノードロップにも見えます。春は再生の季節。春の花のブーケで愛する人の天国での幸せを祈ったのでしょうか。
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018 Necklace(1901-10年西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 18, 2019
ベルエポックが爆発している美しすぎるネックレス。トップは取り外してブローチにもなります。勝利を象徴する月桂樹の葉はこの時期によく見られるモチーフ。
ネックレスとのトップのつなぎのパーツやクラスプすら主役級の美しさ。好き!
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019 Men's Ring(1825-75年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 19, 2019
カトリックの司教のものと推察される男性用のリング。ショルダー部分に十字架。全ての司教は任命時に地位と権威の象徴としてリングと十字架を与えられます。ビックサイズのエメラルド!
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020 Portrait pendant(1640-60年西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 20, 2019
裏に肖像を入れることができるペンダントトップ。面はアムステルダムローズカットダイヤ、裏は花模様のエナメルで装飾されています。チューリップはオットーマン帝国からルネサンス期の人文主義者によってオランダに紹介されまた。
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021 Pendant Top(1860-80年西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 21, 2019
ローズカットダイヤモンドの星がついたロケット。中にはミニアチュールが入れられる仕様。
自分にとっての北極星のような存在を胸に抱くのは素敵ですね。
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022 Brooch Pendant(1910年白)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 22, 2019
ベルエポック期、ベルギー・ブリュッセルのジュエラーSimonet-Deanscutter によるペンダントトップ兼ブローチ。ナチュラルパールはサテンの糸でぶら下げられているためナチュラルな動きをします。
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023 Commemorative medaillon(1780-1900年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 23, 2019
髪の毛がセットされたモーニングジュエリー。
Harry、Mother、Gewの三人の名前が彫られており、髪の毛も三人のものが織り込まれています。表のRはファミリーネームのイニシャルでしょうか。携帯式お墓といった感じ。
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024 Heart-shaped medaillon(1850-70年西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 24, 2019
ハート型のペンダントトップ。
オランダの愛の表現で“ik draag je in mijn hart” (I wear you in my heart)というのがあるそうですが、それを体現するようにハートの中に髪の毛が入れられるようになっています。
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025 Ring(1650-75年西)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 25, 2019
スペイン帝国のあるイベリア半島の17世紀のリング。大航海時代、世界進出に成功し16世紀中盤から17世紀前半まで黄金時代を築いたスペイン。インドや南アフリカからのダイヤモンドを使ったジュエリーが多数作られました。
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026 Spray brooch(1820-30年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 26, 2019
18世紀後半から人気であった花束ジュエリーは19世紀前半にピークに。揺れる仕掛けのトレンブラン、パーツに分解して個々にジュエリーになるなど多機能さもすごい。
ブリリアントカットダイヤモンドにオープンセッティング。
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027 Little crown with wings(1899年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 27, 2019
ワーグナーが生涯をかけて完成させた15時間にも及ぶオペラ「ニーベルングの指環」。最人気の第2部「ワルキューレ」で主人公が被っている羽根つきのヘルメットから想起されたショーメによるティアラです。
羽は取り外せ2つのブローチに
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028 Pendant(1900-1910年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 28, 2019
ダイヤモンドとプラチナでガーランドスタイル、ベルエポックらしいラクロッシュ・フレールの作品。デコルタージュと呼ばれる胸元があいたロングドレスに合わせてつけられました。
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029 Bracelet/Necklace(1860年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 29, 2019
ブレスレットとしてもネックレスもしても使えるスネイク。地金の彫りと半透明かつグラデーションのエナメルで本物のヘビ皮のような効果を生み出しています。下にもピンクのストーンを施す懲りよう。
永遠の愛の象徴。
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030 Diadem(1830-60年英)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 30, 2019
愛と婚姻のモチーフ・三日月がデザインに取り入れられた王冠。花嫁衣装。
装飾部はとりはずしてチェーンとして、また各パーツにわけてブローチとして使うことができます。ケースも素敵。
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031 Spray brooch(1880年白)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) January 31, 2019
アントワープの銀細工師エミール・アンソニーとベルギーアール・ヌーヴォージュエラーの雄ウォルファース・フェレス宝飾店の共作。3つに分解可能。
スプレーブローチは数あれど、こちらの儚い繊細なフォルム、素敵です。
#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/tADyUU68JX
実際にDIVAに訪れた際のレポはこちら
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