こんにちは、綾野です。
2019年2月にツイートした
綾野ジュエリー図鑑2019
ルーブル美術館編
(フランス/パリ)を
まとめます〜!
出典
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Louvre Museum Official Website
Empress Eugenie's 5 jewelry pieces at the Louvre - The French Jewelry Post by Sandrine Merle
032 Part of parure(仏)
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ナポレオンが皇妃マリア・ルイーズに1810年婚姻の際に贈ったパリュールの一部。
自身の権威を高めるため荘厳な新古典主義装飾を好んだナポレオン。32個のエメラルド、874個のブリリアントカットダイヤ、264個のローズカットダイヤと王道中の王道。
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033 Pendant(紀元前5世紀)
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ギリシャ北部のアケオロス川を司り、ヘラクレスとデイアネイラを取り合って戦ったとされるギリシャ神話の男神がモチーフのペンダントトップ。エトルリアの金細工師によって作られたと考えられています。古代ギリシアのアルカイック芸術。
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034 Falcon with Ram's Head(紀元前16〜11世紀エジプト)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 3, 2019
エジプト新王国時代のペンダントトップ。雄羊の頭をもったハヤブサはエジプト神話の最高神にあたる太陽神ラー。地金は99.5%金(ほぼ24金)、ラピスやトルコ石による象嵌と約300マスのクロワゾネエナメル。
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035 Bracelet serpentiforme(紀元前4-3世紀希)
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ギリシャ南部の商業都市コリント付近で発見されたブロンズ製ブレスレット。古代ギリシャでは蛇は黄泉の国と関連づけられ不思議な力を持つとされていました。病で若くして亡くなったと推察される女性の遺体にも同様の腕輪が。
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036 Wedding belt(6世紀後半希)
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ビザンチン帝国の22個の金のメダルが繋がったベルト。大きなメダルには打ち出し技法で結婚式のシーンが描れています。ハロを身につけたキリストが新郎と新婦の間にたち祝福のジェスチャーをしています。当時の文化がわかる貴重な品。
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037 Parure of Queen Marie-Amélie(
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フランス王ルイ・フィリップの妻マリー・アメリード・ブルポンのパリュール。非加熱のセイロン産サファイアをふんだんに使用。当時皇室御用達であったジュエラーたちのホールマークが一切入っていないのがこちらの摩訶不思議だそうです。
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038 Bracelet(1816年仏)
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元はナポレオンの第二の妻マリー=ルイーズのパリュールであったルビーとダイヤモンドを、マリー=アントワネットの娘であるアングレーム公爵夫人のために組み立てなおしたブレスレット。帝政、復古王政、第二帝政を生き抜きました。
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039 Pair of Earrings(紀元前6世紀後半)
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アルカイック時代のエトルリア中部チウジーにて作られたと考えられるイヤリング。金銭細工や粒金はギリシアを通じて近東から取り入れられたもの。パルメットや尖った花びらの装飾。
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040 Pinudjem's Necklace(紀元前11-7世紀)
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古代エジプトのパネジェム1世の名が二匹の蜂の間に刻まれている、ラピスラズリの象嵌細工でできた長方形のペンダント。蜂は北エジプトを象徴。
もちろんチェーンもひとつひとつロウ付け。
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041 Ring(1410年仏)
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ブルゴーニュ公ジャン無畏公の肖像が描かれた指輪。15世紀初めに流行した帽子を着用。顔は白瑪瑙、帽子はジェットにルビーの飾り、衣服はエメラルド、首元の毛皮はベージュの瑪瑙。
カメオ付きの指輪は当時の流行でブルゴーニュ公ご本人のものと推察。
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042 Crown of Louis XV(1722年仏)
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ルイ15世の戴冠の際につくられた王冠。宝石は本来貴石がついていましたが7年後に解体されイミテーションに差し替え済み。地金は銀に金箔。
有名なレジャンダイアモンドは、聖別戴冠式の5年前に購入され前面の花を飾っていたそう。
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043 Diamond "Regent"(1706年英)
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140.615カラットを誇る、世界で最も美しいと称されるダイヤモンド。1698年にインドのゴルコンダで発見、1701年にマドラスを統治していたトーマス・ピットが購入、イギリスのハリスという研磨職人が2年を費やしカット。
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044 Polish eagle with a garnet body(1669年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 13, 2019
ルイ14世のコレクション。胸の大きな赤い石はガーネット。パリで作られたものと推察。
王冠を被った白い鷲はポーランドの国章であり当時のフランスとポーランドの関係性が伺えるもの。(離陸なので後で補足します)
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045 Empress Eugénie's Crown(1855年仏)
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1855年のパリ万博にて展示するためにつくられた王冠。第二帝政期のジュエラーAlexandre-Gabriel Lemonnier作。鷲とパルメットは皇帝のシンボル。2,480個のダイヤと56のエメラルド。
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046 Wine-Harvest Cup(1844年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 15, 2019
1人はお酒に、1人は恋愛に、1人は詩に、人の酩酊する姿を表現した皮肉のきいたカップ。ワインを入れる部分はアゲート。ぶどうの蔦で全体を優雅にデコレート。
François-Désiré Froment-Meurice作。
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047 Beads Necklace (紀元前350年)
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古代オリエントのアケメネス朝の男性の墓から出土したビーズネックレス。65個のアゲート。古代メソポタミアの「ギルガメッシュ叙事詩」には神の庭に原石でできた花があったとの記述があり当時から神聖視されていたことがわかります
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048 the Chiusi fibula(紀元前9-1世紀)
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エトルリアの粒金技術の凄さがわかる男性用のコートを留めるためのフィブラ。丸くなった部分は蛇を模しています。筒の方にはエトルリア文字で贈り主と受取人の名前が書かれており贈答の文化があったことが見受けられます。
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049 Diadem(紀元前3-1世紀)
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イタリア・カノーザのネクロポリスで見つかったヘレニズム期の女性用王冠。南イタリアの金細工師によってつくりあげられたパルメットや薔薇などの植物装飾が美しい。着色されたガラス製のビーズが使われています。
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050 Box(1532年仏)
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うろこ状の母貝か張り巡らされた小箱。インドの北西のスーラトやグジャラートで作られた母貝のパーツがヨーロッパに運ばれ箱に加工されました。金工細工師ピエール・マンゴの作品。
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051 Sconce(1630年仏)
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ルイ14世の所有物だった燭台板。多数のカーネリアンと16個のカメオからできておりカメオには歴史上の人物や神話の登場人物が彫られています。17世紀に流行した金具の様式が2種あり、その内のドラバール様式に当たります。
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052 Paten(紀元前1-紀元後1世紀古代ローマ)
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サーペンティン(蛇紋石)に金で作った魚を象嵌した聖体皿。金線で色石や色ガラスを囲んで留めるスタイルは11世紀初期まで見られます。サン・ドニ修道院宝物室から1793年にルーブル美術館の前身の中央美術館のコレクションに。#綾野ジュエリー図鑑2019 pic.twitter.com/jXT6yiJMyy
053 Parure of Marie-Louise(1810年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 22, 2019
ナポレオンの2人目の妻、皇后マリー=ルイーズのパリュール。オーストリアの名家ハプスブルグ家からくる若い女性のために用意された装身具71点のうちの1つ。お抱えジュエラー フランソワ=レニョ・ニト作。
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054 Diadem(1819年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 23, 2019
ルイ18世から姪のアングレーム公爵夫人に贈られたティアラ。王政復古期の宝飾の傑作と言われています。第二帝政期までお抱えジュエラーとして活躍したクリストフ=フレデリック・バプストとジャック=エヴラール・バプストの作品。
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055 reliquary brooch(1855年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 24, 2019
第二帝政期のナポレオン3世の妻ウージェニーのブローチ。Alfred and Frederic Bapst作。蝶々の羽を模した2つのダイヤモンドはマザラン枢機卿がルイ14世に遺贈したコレクションの一部。3番目に大きなダイヤモンドはルイ14世の(続)
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056 Ring(6-7世紀西欧)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 25, 2019
フランスの前身であるフランク王国の最初の王朝メロヴィング朝のリング。ピラミッドのような石枠とフィリグリーが特徴。石はガーネット。
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057 Bonbonnière(1785年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 26, 2019
マリー・アントワネットの肖像が描かれたボンボニエール。ボンボニエールとは砂糖菓子ボンボンを入れる容器のこと。紙にガッシュで描かれロッククリスタルでカバーされています。
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058 Diadem(1853年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 27, 2019
第二帝政期のナポレオン3世の妻、ウージェニーのパールとダイヤモンドのティアラ。ルーブル美術館のナポレオン3世の居室内にあるウージェニーの肖像はこのティアラをまとっています。
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059 stomacher(1855年仏)
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) February 28, 2019
ボウと2つのタッセルで構成されたブローチはストマッカー(胸当て)として皇妃ウージェニーのお気に入りでした。Francois Kramer作。2,634個141ctのダイヤモンド。
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実際にルーブル美術館に訪れた際のレポはこちら
勝手にジュエリー鑑賞ルートを
提案しています!笑
ルーブルの展示位置が変わらないことを祈るww
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