こんにちは、綾野です。
先週土曜の夜はミュージアムナイトという
イベントに参加しました!
10€のチケットを購入すると
参加している20の博物館に
制限時間内で自由に入ることができます。
このチャンスに行きたかった
中規模サイズの特色ある博物館を
4つ巡りましたのでレポします☺️
アントワープがオランダ圏として
最も栄えていた
中世16〜17世紀にタイムスリップ!
先日ミュージアムナイトというイベントがあり気になっていた4つの美術館回りました。
— Ayano Jewelry (@ayano_jewelry9) 2019年8月5日
うち3つが貴族や富豪の邸宅を博物館にしたものだったのですが、壁紙のスペインレザーに萌え…
オランダがブイブイいわしてた16〜17世紀に流行っていたそうで。暖炉のある部屋はススがでるから最適だったそう。 pic.twitter.com/k0xyiFfw0C
ルーベンスの家
アントワープそしてバロックを代表する
巨匠ルーベンスの住居兼アトリエが
絵画や調度品を展示する博物館に。
ステキなお庭もイベント仕様で
怪しげにライトアップ。
(これ絶対昼のほうがおすすめ笑)
見たことある!という絵が
いくつかありました。
絵画は他のブログに譲るとして笑
こちらはすんごいキャビネット。
このようなストーリーのある絵が
描かれているのがアントワープスタイルだそう。
当時のキッチン
高さを変えて火加減を調節
ジュエリーもひとつありました!
ルーベンスは職人ではなく
プロデューサー的ポジで活動したひと。
(ベースの下積みはやってます)
アーティストとしてだけではなく
王様お抱えの絵画ディーラーとしても
重宝され富を築いたそうな。
奥様のお召し物も豪華です。
名を残す画家って生きてる間評価されず
極貧生活して死んでから神格化され…
みたいなイメージでしたが
こうやって商業的に成功してる人も
結構いるんですよね。
貧乏してりゃいいもんでもないって
考えさせられますね。
プランタン・モレトゥス印刷博物館
https://www.museumplantinmoretus.be/nl
ルネッサンス三大発明の1つ活版印刷。
1555年にフランス出身出版業者
クリストフ・プランタンが立ち上げ
1867年まで印刷工房として使われていた
現存する最古の産業印刷工房が
博物館となっています。
先ほどのような工具はもちろん
出版社としての役割を兼ねていたため
貴重な書物もたくさん展示されており
一族の成功から富豪の邸宅としても
楽しむことができます。
絵画や工芸がたくさん、
建築もインテリアも美しいです。
ステキな中庭。
ジュエラー的萌えポイントは
何と言っても版でしょう!!!!!
(いきなり声でかくなる)
これ原型は
タガネで手彫りなんですよ。
文字はもちろんこのようなイラストも。
ジュエリー超え?笑
フォントや飾りのデザインも可愛くって
ジュエリーデザインはもちろん
ブランドロゴなんかの参考になる
博物館だと思います!
(ロゴのフォント変えたくなった)
グロテスクがテーマの企画展実施中で
フランドル出身イラストレーター
Carll Cneutのスカルが好きでした。
Carll Cneut (@carll.cneut) • Instagram photos and videos
ジュエラーさんにもオススメの博物館!
マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
https://www.museummayervandenbergh.be/nl
19世紀の収集癖を持つオタク貴族の
プライベートコレクションを展示する
邸宅美術館。
オタクやるなら博物館まで!でしたね!
主に14〜16世紀オランダの
絵画や彫刻が集められています。
(オランダがぶいぶいいわしていた頃
アントワープもオランダ領でした)
最も有名な絵はブリューゲル
『悪女フリート』
見れば見るほど発見がある絵。
このような静物画が
オランダ絵画名物のイメージ
小物にも意味があり
例えばこれは塩入れ
塩は当時、超高級品。さらに
このような凝った入れ物に入れることで
富を示したそうです。
ちなみに実際使われていた
塩入れもありました。美。
ジュエリーも少々展示あり。
中でもこちらのRubyリング激萌え🥺
私もこんなの作りたい
中世のジュエリーデザイン
(模写もありますが画家の空想も多いそう)
鍵、可愛い
元貴族の邸宅なのでインテリアも素敵
やっぱり私工芸が好き!
カテゴリー問わず
高いクオリティの作品が集まった
素敵な美術館です。
AMUZ
Homepage | AMUZ [Festival van Vlaanderen - Antwerpen]
最後のこちらは一風変わった場所。
もともと教会だったのですが現在は
コンサートホールとして使われており
ルーベンスの絵があったところに
面白いアートが飾られています。
この鮮やかな緑、実は
コガネムシ!!!!!
(虫苦手な方ごめんなさい)
ヤン・ファーブルという
昆虫記のファーブルの曽孫の作品です。
元教会のコンサートホールだけに
キリストもタモさん仕様。
めちゃくちゃインパクトありました。
自分のルーツをこう生かすってすごいわ。
併設のカフェが美しいので
旅の休憩によるのもオススメです☺️
ということでアントワープの
中規模ミュージアムを4つご紹介しました!
そのうち観光ガイドバイトができそう笑