脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

ミュージアムナイト@アントワープ!16〜17世紀にトリップできる4つの博物館を巡りました

こんにちは、綾野です。

 

先週土曜の夜はミュージアムナイトという

イベントに参加しました!

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10€のチケットを購入すると

参加している20の博物館に

制限時間内で自由に入ることができます。

Museumnacht.be - Home

 

このチャンスに行きたかった

中規模サイズの特色ある博物館を

4つ巡りましたのでレポします☺️

 

アントワープがオランダ圏として

最も栄えていた

中世16〜17世紀にタイムスリップ!

 

 

ルーベンスの家

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https://www.rubenshuis.be/nl

アントワープそしてバロックを代表する

巨匠ルーベンスの住居兼アトリエが

絵画や調度品を展示する博物館に。

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ステキなお庭もイベント仕様で

怪しげにライトアップ。

(これ絶対昼のほうがおすすめ笑)

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見たことある!という絵が

いくつかありました。

 

絵画は他のブログに譲るとして笑

 

こちらはすんごいキャビネット。

このようなストーリーのある絵が

描かれているのがアントワープスタイルだそう。

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当時のキッチン

高さを変えて火加減を調節

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ジュエリーもひとつありました!

 

ルーベンスは職人ではなく

プロデューサー的ポジで活動したひと。

(ベースの下積みはやってます)

アーティストとしてだけではなく

王様お抱えの絵画ディーラーとしても

重宝され富を築いたそうな。

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奥様のお召し物も豪華です。

 

名を残す画家って生きてる間評価されず

極貧生活して死んでから神格化され…

みたいなイメージでしたが

こうやって商業的に成功してる人も

結構いるんですよね。

 

貧乏してりゃいいもんでもないって

考えさせられますね。

 

プランタン・モレトゥス印刷博物館

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https://www.museumplantinmoretus.be/nl

 

ルネッサンス三大発明の1つ活版印刷。

 

1555年にフランス出身出版業者

クリストフ・プランタンが立ち上げ

1867年まで印刷工房として使われていた

現存する最古の産業印刷工房

博物館となっています。

 

先ほどのような工具はもちろん

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出版社としての役割を兼ねていたため

貴重な書物もたくさん展示されており

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一族の成功から富豪の邸宅としても

楽しむことができます。

絵画や工芸がたくさん、

建築もインテリアも美しいです。

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ステキな中庭。

 

ジュエラー的萌えポイントは

何と言ってもでしょう!!!!!

(いきなり声でかくなる)

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これ原型は

タガネで手彫りなんですよ。

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文字はもちろんこのようなイラストも。

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ジュエリー超え?笑

 

フォントや飾りのデザインも可愛くって

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ジュエリーデザインはもちろん

ブランドロゴなんかの参考になる

博物館だと思います!

(ロゴのフォント変えたくなった)

 

グロテスクがテーマの企画展実施中で

フランドル出身イラストレーター

Carll Cneutのスカルが好きでした。

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Carll Cneut (@carll.cneut) • Instagram photos and videos

 

ジュエラーさんにもオススメの博物館!

 

マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館

https://www.museummayervandenbergh.be/nl

19世紀の収集癖を持つオタク貴族の

プライベートコレクションを展示する

邸宅美術館。

オタクやるなら博物館まで!でしたね!

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主に14〜16世紀オランダの

絵画や彫刻が集められています。

(オランダがぶいぶいいわしていた頃

アントワープもオランダ領でした)

 

最も有名な絵はブリューゲル

『悪女フリート』

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見れば見るほど発見がある絵。

 

このような静物画が

オランダ絵画名物のイメージ

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小物にも意味があり

例えばこれは塩入れ

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塩は当時、超高級品。さらに

このような凝った入れ物に入れることで

富を示したそうです。

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ちなみに実際使われていた

塩入れもありました。美。

 

ジュエリーも少々展示あり。

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中でもこちらのRubyリング激萌え🥺

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私もこんなの作りたい

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中世のジュエリーデザイン

(模写もありますが画家の空想も多いそう)

 

鍵、可愛い

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元貴族の邸宅なのでインテリアも素敵

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やっぱり私工芸が好き!

カテゴリー問わず

高いクオリティの作品が集まった

素敵な美術館です。

 

AMUZ

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Homepage | AMUZ [Festival van Vlaanderen - Antwerpen]

 

最後のこちらは一風変わった場所。

もともと教会だったのですが現在は

コンサートホールとして使われており

ルーベンスの絵があったところに

面白いアートが飾られています。

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この鮮やかな緑、実は

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コガネムシ!!!!!

(虫苦手な方ごめんなさい)

 

ヤン・ファーブルという

昆虫記のファーブルの曽孫の作品です。

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元教会のコンサートホールだけに

キリストもタモさん仕様。

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めちゃくちゃインパクトありました。

自分のルーツをこう生かすってすごいわ。

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併設のカフェが美しいので

旅の休憩によるのもオススメです☺️

 

ということでアントワープの

中規模ミュージアムを4つご紹介しました!

 

そのうち観光ガイドバイトができそう笑