脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

久しぶりに自分用のジュエリーをつくって確かめた:ジュエリー向きじゃないルースってあるよね

こんにちは、綾野です。

 

スキマ時間に久しぶりに

自分用のピアス作りました。

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(左)オーバル

バイカラーサファイア

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新宿のミネラルショーで発見!

当時バイカラーサファイアの

存在を知らなかったので

出逢って感動したルースちゃん。

 

(右)エメラルドカット

バイカラーアメジスト

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知識皆無な中(笑)

NYのダイヤモンドディストリクトを

ドキドキしながら探し回り

初めての買い付けた

こちらも思い出のルース。

www.ayano-jewelry.com

 

ニューヨークで通っていた

彫金学校の卒業制作として

10KYGのリングにしていたんですが

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なんかもう色々

見ていられなくなって

(それだけ腕が上がったってことよね笑)

 

解体してこの10金を使って

ピアスにしちゃいました。

 

 

ピアスの仕上がり見まして

確信したことがあります。

 

この2つのルース

ジュエリーに向いてないわ。

(あちゃちゃー)

 

なぜって

サファイア・アメジスト共に

ジュエリーにした時より

ルースのままケースに入っている方が

ルースが綺麗に見えるんです。

 

逆にお納めさせてもらっているものは

贔屓目なしにルース状態より

ジュエリーにした後の方が

ルース自体も

素敵に見えています。

これは成功。

 

ルースについて知識ゼロ状態で

ただ色が好きだからと仕入れた

この2つのルース。

 

薄々感づいてはいたんですけど

実際やってみて

本当に転ぶかどうか確かめたい

という謎のMっ気がありまして(笑)

最後まで作ってしまったのですが

 

あーやっぱこれ

アカンやつやったなーと

確かめることができました。

(思い入れたっぷりのルースなので

このまましばらく使いますけどね笑)

 

ジュエラーは

ルースのポテンシャルを

最大限に引き出すデザイン力

はもちろん

ジュエリーに向くルースを選ぶ能力

も大切なんですよね。

 

今回の場合、

セッティング方法を変えるとか

設計やデザインの問題ではなく

そもそものルース選びの問題です。

 

色が薄すぎたり

厚みがなかったり逆に厚すぎたりは

やっぱりダメ。

 

例えば石枠に

シルバーのフォイルを貼るなど設計で

改善することもできなくはないですが

 

お師匠に相談したら

そこまでの手間をかける

価値あるルースではない

と一刀両断。笑

 

でもおっしゃる通りなんですよね。

 

もちろんルースの価値って

市場価格だけで決まるものではない、

情緒的価値も含まれるとは思うのですが

 

ルースをみて

ジュエリーに向いているか否か

判断することは大事だと

改めて思った次第です。

 

最近持ち込みルースの

セミオーダーが流行っているようなので

自分がジュエラーとして思ったことを

書いてみました。

 

話は変わりますが

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洋書でこの写真を見てから

ピンクとパープルのバイカラーで

ジュエリーに向いている

ルースを絶賛探しておりますので

お心当たりのある方は

ぜひ営業ください❤️笑