脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

ベルギーの春は木蓮が連れてくる:白い炎のように咲く花を見ながら思うこと

こんにちは、綾野です。

 

日本の梅や桜のように

ベルギーでは木蓮が春の訪れを教えてくれます。

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ベルギーの冬は曇りや小雨の日が多いため

雰囲気もどんよりとしがち。

そんな暗い冬が明けて

青空の下で白く潔く咲いた木蓮を見かけると

心の中まで晴れ渡っていくようです。

 

約一年前にこの国にきたときも

日々芽吹いていく木蓮を眺めては

歓迎されているような気がして

これからの未来に胸を膨らませていました。

 

そしてまた今年も、

コロナウィルスの影響で

人気のなくなった街の中で

変わらずに咲いているこの花を見て

勇気付けられています。

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今日ぼーっとこの花を眺めていて

このまるで炎のような

上へ上へと立ち上がるようなオーラは

全ての花が上を向いているから

生じるのだということに気がつきました。

 

四方六方を向く桜などと違い

花ひとつひとつ全てが天に向かっていることで

薄く桃色づいた品ある白にも関わらず

鬼気迫るような迫力を生み出しているのです。

ずっとこの魅力を明文化したいと思っていて

やっと言葉が見つかったので今とてもスッキリしています。

 

 

木蓮を見るたびに思い出すことがあります。

 

何歳だったかはっきり覚えていないのですが

小学生のころ母が

 

これはあんたの木や。

 

と言って木蓮を庭に植えました。

 

しかし数年でその木蓮は枯れてしまいました。

 

幼心にショックだったのですが、

母が一言

 

あんたの代わりに

悪いもん持っていってくれたんや。

 

と言ってくれたことで

おお、それならしゃーないわ、と

自分の木が枯れてしまったのを

受け止めることができたのでした。

 

今思えば私の

起こってしまったことは

なんでもポジティブに捉えるスタンスは

母の蒔いた種が育ったものなのかもしれません。

 

家の近くの公園に咲く

立派な木蓮をみて

幼い頃枯れてしまったあの木蓮が

ここで待ってくれていたのかもしれないと

また自分の都合のいいように解釈しています。

 

 

人生の中で花が咲く期間というのは

短いものなのかもしれません。

ですがこの木蓮のように

待つときは淡々と待ち、

咲くときは上を向いて全力で咲く、

そんな風に生きたいものです。