こんにちは、綾野です。
ブログ締めると宣言したところですが…笑
先日ドイツにある超重要!な
ジュエリー専門ミュージアム
に行ってきまして
これは記憶にも記録にも残さなあかんやろ!!
ということでしたためます。笑
ドイツのPforzheim
(プフォルツハイムまたはフォルツハイム)は
ヨーロッパの中でも有名な
歴史ある宝飾産業の街。
こちらにジュエリー好き垂涎の
ジュエリー専門ミュージアムがあります。
フォルツハイム装身具美術館
かのミキモト真珠博物館の館長も訪れる
ジュエリー界隈には超有名な美術館!
フォルツハイム美術館訪問|MIKIMOTO PEARL ISLAND
(↑美術館の成り立ちなど詳しいのでぜひご一読を)
ということで美術館訪問レポと
展示ジュエリーを紹介したツイートを
こちらのブログでまとめて
ご紹介させていただきます。
※ちなみにフォルツハイムなのか
プフォルツハイムなのかは
どちらでもいいようですが
ジュエリー関係はフォルツハイム表記を
よく見かけるのでこのブログでは
美術館名=フォルツハイム
地名=プフォルツハイムにしてみます
ミュージアム訪問レポ
中心部から歩いて15分ほどの
穏やかな公園内に美術館はあります。
建物も素敵ですし
カフェやミュージアムショップも充実。
休日にのんびりしたい!
久しぶりの現場ー!!!
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月21日
物販からアガるー!!!!!
Jewelery Museum Pforzheim im Reuchlinhaushttps://t.co/Y5KxPiIOxp
今年4月に亡くなったFritz Falk氏はこのミュージアムのキュレーターでジュエリーに関する著書もたくさんあるそうです。 pic.twitter.com/jC2o5x5u8O
だん!幸せだった…
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月21日
落ち着いたら展示されていたジュエリーちょこちょこツイートしていきますね〜
ミュージアムカフェ、シュガーもジュエリー仕様💍 pic.twitter.com/KBx17dTKDq
美術館内は3部で構成されていました。
①古代〜アール・デコまでのジュエリー史(常設)
②プフォルツハイムにおける宝飾産業の歴史 (常設)
③企画展:訪問時はマックス・エルンスト展
③の企画展は写真NGでしたので
今回は①と②にしぼってご紹介!
①古代〜アール・デコまでのジュエリー史
紀元前から20世紀までの
古今東西のジュエリーが時系列に並べられ
ジュエリー発展の歴史を一歩一歩
たどることができるようになっています。
10-11世紀ビザンチン
幾何学模様の正確さがすごいですね
16世紀後半
スクエアとエナメルの組み合わせは性癖
いつかやりたい
19世紀のもの
プリンセスやん…
ラリック様も鎮座
Louis Aucocのオクトパス
この子も有名
アール・デコ!
ジュエリー写真は他にもたくさん!
このブログの後半をチェケラ👇
②プフォルツハイムにおける宝飾産業の歴史
フォルツハイム宝飾産業の歴史コーナーより。
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年8月1日
印象的だったのは大戦後ドイツのイメージがダウンしたため、フォルツハイムで生産したものをいちどパリやロンドンを通し、産地を隠して販売していたとのこと。
上部だけの情報では見えないことたくさんありますな。そして平和が一番🕊 pic.twitter.com/F2WSz8RdIh
昨今のファベルジェエッグジュエリーもフォルツハイム製〜!
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年8月1日
ということでフォルツハイム装身具美術館の紹介を終わります。またこんな感じで突発的に開催しますので引き続きフォローいただけますと嬉しいです🙇♀️ pic.twitter.com/uDN8PBg5bg
ジュエリー図鑑まとめ
ということでここで
2020年7〜8月にツイートした
ジュエリー図鑑をまとめます〜!
フォルツハイム装身具美術館に
実際に展示されていたものになります。
112 Parrot Pendant(1560-1570年南ドイツ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月22日
中世の大型ペンダントトップ。
よく見るとウサギやかたつむりなどディテール凝ってます。
メインのオウムはエナメルにルビー。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/1k4EvpkYbY
113 Necklace(紀元前)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月23日
ヘレニスティックのペンダント。
ガーネットのパーツを手作りのフォックステールチェーンで繋いでいます。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/fjGR6WHz9S
114 Necklace(6世紀後半東ローマ帝国)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月24日
皇帝ティベリウス2世のメダリオンがついたネックレス。ヴァンクリのアルハンブラを思い出すチェーンが素敵。コンスタンチノープル製。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/D27RorM9jt
115 Gimmel Ring(16世紀後半ドイツ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月24日
2本の指輪が合わさったギメルリング、ずらすと中からスカルが。メメントモリ。
写真が下手で恐縮ですが精巧なつくり、ツボすぎる。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/srritPfmdS
116 Agraffe(1620-30年ドイツ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月25日
衣服を留めるための留め具。カラフルなエナメルのブーケ、ポイントにテーブルカットのダイヤモンド。メルヘンな雰囲気。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/IzlsX1qhm8
117 Parure(1780年パリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月25日
王道〜!なエメラルド、ダイヤモンド、パールを使ったセット。
プラチナ以前、シルバー+ゴールドの時代の繊細なガーランド。気が遠くなります。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/2lPziKFzrB
118 French Revolution Ring(1793-94年🇫🇷)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月27日
フランス革命の指導者ジャン=ポール・マラーと活動家ルイ=ミシェル・ルペルティエのモーニングリング。素材は鉄と金。
1789-1799年に渡ったフランス革命。組織の結束を促すものジュエリーの機能のひとつ。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/wT8FsyFSOs
119 Brooch(1858年パリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月27日
リュシアン・ファリーズ先生の彫金が見事なブローチ。チェーンの使い方もうっとり。
エンディミオンさまに似合いそう…
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/CqvRbmO9H8
120 Necklace(1870-80年ナポリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月27日
カステラーニのお弟子さんGiacinto Melilloのネックレス。ネオクラシカルスタイル。https://t.co/OMMZzpCi2F
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/e15gdDpePn
121 Necklace(1890年頃ロンドン)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月27日
カルロ・ジュリアーノ先生のネックレス。エナメルは当然のこと、パールも優雅ですなぁ。微妙な長さの調整が気合とセンス。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/fvaF6bhiZs
122 bracelet(1850年パリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月28日
ベルリン生まれの金細工師Jules WièseとパリジュエラーFroment-Meuriceによるルネッサンスリバイバルのブレスレット。
かなり高さのある作り、気づいたら誰かにぶつけてそう。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/Yu6PgHQ8ga
123 brooch(1885-90年ごろハーナウ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月28日
theべルエポックなプラチナのボウをsnail shell(=かたつむりの殻または巻貝、どっちだろう?)とドッキング。初めて見ました。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/fMRoCegxCc
124 Brooch(1904-05年パリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月29日
ジョルジュ・フーケ先生のブローチ。
エナメルが煌めくのは金の粉末を混ぜているからだそう。美です。取り巻くパールもおもしろいですね。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/szbf9kq73i
125 Pendant/HatPin/Ring(1900年ごろパリ)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月29日
メゾンヴェヴェールに卸していたgeorges le turcqのアールヌーヴォージュエリーたち。美。https://t.co/q2Z2yllw4o
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/mdyfQRwiEV
126 Serpent Nest Pendant(1917-18年ベルリン)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月30日
ユーゲントシュティールのジュエラーwilhelm lucas von cranachによる蛇の巣のペンダント。かなりの存在感。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/NwE49O2fYt
彼の作品だとこのオクトパス&バタフライブローチが最も有名
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月30日
こちらもフォルツハイム所有。
同じ動植物のモチーフながら、パリのアールヌーヴォーが死をイメージしていたのに対しドイツのユーゲントシュティールはより生を描いているそう。力強い。 pic.twitter.com/5IuJtiBZqo
127 Pendant(1905年ウィーン)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月31日
1770年創業ウィーンの宝飾店rozet & fischmeisterのペンダント。ユーゲントシュティールスタイル。まだお店もあり現代6代目、立派です👏https://t.co/Lv6Ag0cqXM
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/L2zg5eQowE
128 Pendant(1902年ブダペスト)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月31日
ハンガリーのユーゲントシュティールジュエリー。あまり美術館でも見かけない気がします、レア!ブルーのエナメルが美ですね。ラピュタ感。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/PmolyLKyoO
129 Necklace(1929年フォルツハイム)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月31日
スモーキークオーツとエナメルが美しいアール・デコスタイルのネックレスはフォルツハイムのジュエリーメーカーGustav Braendle社製。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/84sU2yGY85
130 Pendant&Bracelet(1910-13年フォルツハイム)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年8月1日
129で触れたTheodor Fahrnerデザインのジュエリー。大量生産品ながらこのクオリティ。グリーンの石はクリソプレーズ。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/r9gs8VkCxM
131 Pendant(1904-08年フォルツハイム)
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年8月1日
フォルツハイムのメーカーFriedrich Speidelとrodi & wienenbergerによるユーゲントシュティールスタイルのジュエリー。
#綾野ジュエリー図鑑2020 pic.twitter.com/G4Bh8kwxNz
全体的に同じようなデザインでも
状態のいいものが選び抜かれかつ
丁寧にメンテもされている感じがしました。
ドイツ〜!気があうぜ〜!
ということでフォルツハイム装身具美術館の
ご紹介を終わります。
プフォルツハイム自体は
the地方都市といった雰囲気で
めぼしい観光どころはないのですが
コンテンポラリージュエリーを扱った
ギャラリーが入るジュエリービルや
2階のコンテンポラリー系を集めたギャラリーから目に留まったものを
— Ayano Jewelry🍀アヤノジュエリー (@ayano_jewelry9) 2020年7月21日
ミュンヘンのジュエリーウィーク思い出す
SCHMUCKWELTEN
Pforzheimhttps://t.co/ymx4JB0yHT
明日はジュエリーミュージアム❤️ pic.twitter.com/JiqutRcWiR
ジュエリーや時計を制作するための道具に
焦点を当てた博物館もあるとのこと。
ストーンカットで有名なIdar-Obersteinや
Jewellery Weekのミュンヘンも移動圏内ですので
ジュエリー関連のイベントに合わせて
この辺りを一巡りする
ジュエリーツアーはきっと楽しいはず♡
ご検討あれ!
ということで久々のブログをしめます。
また発作的に更新するかもしれないので
よろしくお願いいたします♡