脱サラ☆アラサー女子のJourney to Jeweler

ベルギー・アントワープからお届けするジュエラー綾野の日々の記録

35歳になったので振り返りやら目標やら近況報告やら。

こんにちは、綾野です。

アントワープは日中も10度以下とすっかり冬の風情、街のそこかしこでクリスマスのデコレーションが施され、えらいことになっているコロナの感染者数もなかったことにしてくれるかのようです(ええのかそれで?まぁ自衛するしかない)。

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本ブログもやるのかやらないのか宙ぶらりんをふわふわしておりますが、先日めでたく35歳になりましたので(誕生日は最高のじぶん甘やかしREASONなので何歳になっても大好きだぜ!)近況報告やら今年の振り返りやら今後の展望などなど綴ってみたいと思います。最近こやつは元気にしておるかな?とご興味持ってくださる神のような読者の皆様ぜひお付き合いくださいませ。

私の2021年はこんな感じでした。

2021年を漢字一文字で表せと言われれば【慣】を選びます。アントワープでの生活が2年と半年ほどになった夏頃からでしょうか、移住当初によく感じていた『アレもない、コレもできない。』というフラストレーションをほとんど感じなくなっていることに気づきました。

変えられないものを受け入れる力
そして受け入れられないものを 変える力をちょうだいよ
(宇多田ヒカル「Wait & See ~リスク~」)

と巨匠ヒカルパイセンも歌っておりますがホンコレで、手に入らないものは忘れ、どうしても欲しいものはどうにかする術をこの数年で築いたのであります。年初に書いたアウフヘーベンほど大層な形ではないのですが、自分の現状を受容し適応できたのだと思います。

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この成長を象徴する出来事としては自身がホストとなって行った手巻き寿司パーティがございます。手巻き寿司パーティ?それがどうした?と思われるかもしれませんが、この!豊洲市場のない!ヨーロッパで!ときめける手巻き寿司になるほどの具材の引き出しを有するのに2年半かかりました。日本食レストランの大将から譲ってもらったマグロ、Youtube見ながら下処理を練習したタコ、初めてできたお友達が見つけれくれたタラコ缶などなど具材一つ一つにドラマがあるのであります。何よりパーティと賞せるほどの人数の友人をご招待できるようになるとは!友達いね〜ホームシックぴえんと言ってたあの頃の自分に教えてあげたいぜ。


Time heals.  慣れは最強のソリューション。アントワープをホームと感じられるようになったそんな2021年でございました。今日も家族元気で感謝合掌🙏

35歳までの目標について振り返ってみる。

33歳の時に35歳までにしたいことをまとめていたので振り返ってみたいと思います。 

ジュエリー編

①ライフワークとしてのビスポークジュエリーをやめない

②ライスワークを見つけるために小さなチャレンジをいっぱいする

まぁこれは本当によく頑張ったのではないでしょうか。コツコツとオーダーのお仕事をやらせていただきつつ、ブランドさんとコラボしたり、本を売ったりグッズをつくったり…。色々やってみた末に改めて思うのはやっぱジュエリー作るの頑張ろうということです、ここに立ち返りました(笑)。なんだかんだ継続してお仕事いただけておりそれがどんなにすごいことか痛感しております。この環境に感謝してジュエリーをつくり続けたいと思う所存です。

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作ってきたジュエリーたちはこちらにまとまっているのでぜひご覧ください。

Gallery | AyanoJewelryOfficial

 

プライベート編

①家族以外のコミュニティを見つける

②フランダース語で日常会話できるようになる

③運用始められるほどのお金を貯める

①友達できた!ワイワ〜イ!笑

②うーん、公園で小学生に話しかけられてちょっとした会話ならできるようになった…が日常会話は程遠いw 継続します。

③は全然ダメです。お金を貯める才能がありません。老後詰んでるMs,キリギリスかもしれない…合掌…生涯現役で労働収入得続けることを視野に健康維持に勤しみたいと存じます。

これからの展望

ということで今後の目標?夢?方向性?をどん!と書いておきたいと思います。

大目標

派手ワンピにジャラジャラジュエリーつけたイケばぁさんに俺はなる

思いついたものを思いついた通りにつくることができる技術と環境を手にいれる

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中期目標(40歳くらいまで)

名刺がわりの仕事(作品またはブランド)or学歴or資格を獲得

フランダース語でもうちょい流暢にコミュニケーションしたいな〜

来年やりたいこと

今いくつか抱えているジュエリーのアイディアを形にする

フランダース語レベル2.3-2.4取得

アンティークジュエリーと宝石の勉強を再開

ブログ(か何か)で継続的な発信を再開する…?

(うーんでもどうなんだろう。これは優先順位低め)

歯の治療

そしてとにかく大切な人たちをきちんと大切にしつつご機嫌な自分でいよう!

最後に宣伝させてくださいませ!

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11/26(金)よりアンティークのジュエリーデザイン画をあしらった新スマホケースを発売します。こちらは2021年限定デザインとなっております。定番のパターンのほかカスタマイズ版ではお名前やお好きなメッセージを入れることが可能です。ぜひチェックしてくださいませ!

anthonyjewel.thebase.in

こちらのクーポンも期間中対象となりますのでぜひ😋

クーポン配布画像

 

ちなみに最近は自分で作ったジュエリー柄の布での小物作りにはまっており、妖怪リボン配りババアと化しています。送りつけられた方、すみません…!笑

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こちらの布はリアルファブリックというサービスで購入可能です♡年末年始の慰みにハンドメイドいかがでしょうか〜!

realfabric.jp

最後はいつもの調子で宣伝を差し込んで大変恐縮ですが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

今年も色々ありましたが皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

おまけ

一つ一つ自分にとっては大事な発見なのですが、いかんせんいい感じの文章に仕立てる時間がないのでただひたすら箇条書きで羅列したいと思います。

 

●オレンジ色にハマっている

最近オレンジ色を着るのが好きだ。自分でも似合うと思う。しかし昔は嫌いだった。色気のないガサツな自分を象徴しているようで。そんな似合うけれども自分のなりたいイメージとはかけ離れていたオレンジ色を身にまとうことを心地よく感じられるようになったのは、持って生まれた自分らしさを受け入れられたということだと思う。

加齢に伴い似合う服が変わったように感じる。『着たいならなんだって着ればいい』と『年相応の服装にアップデートすべき』という2つの考えの間で揺れたこともあったが、結論『服そのものではなくその服を着た自分が最終アウトプットなので、その姿が好きかどうかで判断する』という方針が自分のファイナルアンサーである。つまりどんなにある服が可愛くてもその服を着た自分を客観的に見た時に好きになれないのであればそれは着ない。あくまで主役は自分である。

 

●わがままの定義

夫との会話の中で何をわがままとするか、その定義が異なることに気がついた。私にとってわがままとは“(周囲を鑑みず)自分の好きなようにすること”であった。しかし夫にとってわがままとは“人に求めること”なのであった。文章だとふわっとしてしまうが実際これは真逆を指していると言っても過言ではない。日本だと好きなように行動する人自体が批判の的になりがちだが、夫の理論ではそんな自由な人に向かって『他人を気遣えよ』と求めることがわがままなのである。そして後者に順応していく私である。

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●新品にこだわらない

ベルギーに移住して一番の変化は新品にこだわらなくなったことである。特に洋服はほとんどセカンドハンドを買っている。サスティナブルな生活を目指して、などというと格好いいが実際のところコスパがいいからである。慣れてみると服に限らず家具や雑貨なども新品である必要は全くない。たとえ新品で購入しても一度使えば全てセカンドハンドとなるのだ。

お気に入りのヴィンテージショップやフリマアプリ(Vinted最高)を気ままにサーフィンするのが今の気晴らしである。なかなかこれ!というものに出逢えないけれどたまに最高なものが見つかる、宝探し的な要素があるのもモノが溢れた現代にはちょうどいい感じがする。今年の目標であった毎日ときめく格好をする、というのもセカンドハンドを活用することで大いに達成した。これからも毎日着ていて嬉しい服を着ていたい。

 

●寝かせる力

最近は『待つ』ことができるようになったと思う。以前の自分は思いついたらすぐ実行したかったしすぐに結果が欲しかった。それがワークする機運のときもあるけれど流れがきていない場合は『その時を待つ』ことも一つの戦術なのであると諸々の出来事から実感した次第である。きちんと自分のやることをやっていれば、たとえいまは結果がでなくともその時はいづれ来るのである。

 

●極論が苦手だ

ものごとをはっきりシンプルに言う方がインフルエンス力が高いのだとは思うがこれが非常に苦手である(苦手とはできないのほうでもあり、やりたくないのほうでもあり、そういう発言をする人のことがあまり好きではないとほうでもあり)。明日死ぬかも、といって好物の焼き肉とケーキばかり食べていたら本当に寿命を縮めてしまうだろう。次の瞬間死ぬかもしれないしあと60年生きるかもしれない、どちらなのかはわからない中でバランス良く今日という一日を作っていく、これは例だがいろんな事象においてそういうスタンスが好きだし、誠実だと思う。